春風亭昇太の『笑点』司会者抜擢は所
属協会による世襲制!? 残枠は歌丸の
弟子?

【この記事はミステリーニュースステーションATLASからの寄稿となります】

「昇太」は実績評価か 大喜利での空き
枠は誰に?

5月22日の『笑点』生放送スペシャルをもって五代目司会者の桂歌丸が勇退した。

メンバー揃っての最後の大喜利の後、桂歌丸より新司会者として、レギュラーメンバーの春風亭昇太が六代目司会者となることが決定した。

春風亭昇太は、2006年に五代目三遊亭圓楽が降板し桂歌丸が司会になった際、新メンバーとして加入した。メンバーのなかでは新入りであるが、『BS笑点』『笑点Jr』で司会をつとめるなど、笑点の派生番組で司会の経験があり、派生番組での実績が評価されての抜擢と思われる。また昇太は、歌丸が会長をつとめる落語芸術協会で理事を務めており、ある種「落語芸術協会内での人事」ともいえなくはない。

5月15日にTBSラジオで放送された『東京ポッド許可局』では、芸人のサンキュータツオ氏が「春風亭昇太が芸術の協会にトップになるかも」という予測をしていて、「(歌丸さんの)納得の公認人事があったのでは?」と発言しており、当からず遠からずの結果となった(タツオ氏の予測は伊集院光もしくは柳家喬太郎だった)。

司会バトンタッチの基準が落語芸術協会の人事だとすれば、空いた枠には落語芸術協会の人間が抜擢される可能性は高くなり、歌丸の弟子で座布団運びを長年経験している桂枝太郎のメンバー昇進が考えられるが、今回の生放送中に歌丸が山田くんとともに座布団運びとして名指しで呼んでいた五代目圓楽の弟子である、三遊亭愛楽の昇進の可能性も残されている。一部では今回の生放送で、愛楽の名前を連呼することで次期メンバーとして認知してもらうという狙いがあったとされるが、このあたりは円楽一門会と芸術協会のパワーバランスの問題であり、現在は予測は不可能である。

結果、「落語芸術協会内での人事」とも言えるこの司会抜擢は「空いた枠の円楽一門会VS芸術協会の合戦」になる可能性を秘めており来週まで笑点の話題はつきそうにない。

(文・大森エビフライ ミステリーニュースステーションATLAS編集部 寄稿・ミステリーニュースステーションATLAS)
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