新宿南口の新しい顔・NEWoManとバス
タ新宿の大問題
コンビニが見えるエリアになく駅前なの
に不便なバスタ新宿
新宿駅南口向かいの左手には高層オフィスビルの「新宿ミライナタワー」が誕生し、その低層階には大人ルミネともいわれるハイセンスな店舗を取り揃えた「NEWoMan」ができた。また正面にはバスターミナル・タクシーターミナルをビル化した低層の「バスタ新宿」も完成した(他に「ルミネゼロ」のホール施設もある)。
新宿は、以前に新宿サザンテラス・タカシマヤタイムズスクエアが出来た頃から、中心部が徐々に南下し始めているといわれているが、南の中心となるべきこの施設群に疑問を唱えている人たちが結構いる。まず、バスタ新宿の利用者だ。
「確かに1箇所にバスターミナルがあるのは便利です。しかし、まず気が付くのは、待合室の床の安普請さ。バス待の客にとってそんなことはどうでもいいんですが、本当の問題は誰もが構内、あるいは付近にあるべきと思うものが無いことです。例えば長距離バスに乗る人にとって、絶対に必須となるコンビニが無いのはおかしい。国交省がらみだから仕方ないのですが、せめてJRが設計するなら(JR系が運営する)NEWDAYSでいいから入れるべきでした。あとコインロッカーの絶対数が少なすぎる。飲み物も自販機があるくらいで…『NEWoMan』の飲食街はありますが高価すぎ、バスターミナルの客を相手にしていないのです。おまえら水だけ飲んどけ、といわれているよう」(バスマニア)
確かに、ツイッターを中心に、コンビニがない不満が恐ろしい勢いで書かれており、まとめ記事も複数立っている。
バスタ新宿の下層階には、タクシーターミナルもあるのだが、そちらの知名度も非常に低め。これが出来たことで新宿駅南口前の甲州街道沿いの路上ではタクシーを拾うことも落ろすことも禁止さているのだが、3Fに乗り場があることがもっと目立つサインが駅前にないと、客も上層階まで客は上がってこなそう。タクシー運転手も面倒な南口を避ける傾向にあり、東口・西口に車両が集中するなど根深い問題がある。
新宿は、以前に新宿サザンテラス・タカシマヤタイムズスクエアが出来た頃から、中心部が徐々に南下し始めているといわれているが、南の中心となるべきこの施設群に疑問を唱えている人たちが結構いる。まず、バスタ新宿の利用者だ。
「確かに1箇所にバスターミナルがあるのは便利です。しかし、まず気が付くのは、待合室の床の安普請さ。バス待の客にとってそんなことはどうでもいいんですが、本当の問題は誰もが構内、あるいは付近にあるべきと思うものが無いことです。例えば長距離バスに乗る人にとって、絶対に必須となるコンビニが無いのはおかしい。国交省がらみだから仕方ないのですが、せめてJRが設計するなら(JR系が運営する)NEWDAYSでいいから入れるべきでした。あとコインロッカーの絶対数が少なすぎる。飲み物も自販機があるくらいで…『NEWoMan』の飲食街はありますが高価すぎ、バスターミナルの客を相手にしていないのです。おまえら水だけ飲んどけ、といわれているよう」(バスマニア)
確かに、ツイッターを中心に、コンビニがない不満が恐ろしい勢いで書かれており、まとめ記事も複数立っている。
バスタ新宿の下層階には、タクシーターミナルもあるのだが、そちらの知名度も非常に低め。これが出来たことで新宿駅南口前の甲州街道沿いの路上ではタクシーを拾うことも落ろすことも禁止さているのだが、3Fに乗り場があることがもっと目立つサインが駅前にないと、客も上層階まで客は上がってこなそう。タクシー運転手も面倒な南口を避ける傾向にあり、東口・西口に車両が集中するなど根深い問題がある。
NEWoManは、どこに何の店舗があるかが
わかりづらい
次にメインとなる「NEWoMan」も、設計や導線の評判は業界関係者にも、顧客にも実によろしくない。新宿にはない店舗を多数誘致しているという意味では素晴らしいのだが…。まず、店内案内。アイコンと英語のみで画一的に表示されたマップは、外国人にはわかりやすいが、日本人の大多数には非常に(!)わかりづらい。文字も小さく細いので、遠くから見てわからないし、前に話題となった「某コンビニのコーヒーマシン」のあのわかりづらいデザインを思い出してもらえればいいだろうか。そして、「エキナカ/エキソト/フードホール」までを「NEWoMan」としてはいるが、ミライナタワー以外のエリアは平面図もなくどこへ行けば着くのか、特にほうぼうの出入り口が閉まっている深夜は途方に暮れる。このままでは正直、上からテプラが貼られる日は必ず訪れると思われる。そのくらい脳内設計で作られている、という印象だ。
朝4時まで深夜営業している「フードホール」は、てっきり「NEWoMan」の本館(ミライナタワー側)から近くかと思えば、全く離れたバスタ新宿の右端の小さい小道を進んだサザンテラス寄りが入口で、本館側から迂回しても5分はかかるうえに、深夜に常駐する関係者が誰もそれを知らないことから、案内も不徹底。「ただ『フードホールはバスタの右脇』って書いておいてくれればいいのに!」とは深夜の利用客。昼間は混雑しているとは聞くが…。
「フードホールは知名度のある『サザンテラス脇』とPRすれば人は来るのに、小田急側の名前は使いたくないのでしょうか。バスタ側低層ビルのJR部も全部『NEWoMan』の呼び名にしたのが本当に大失敗だと思います。普通、バスタの建物はみんなバスタだと思ってるし、常識的に「NEWoMan」って言われたらミライナタワー側に行っちゃいますよ」(飲食関係者)
「深夜に、複数組が飲食店街のある場所を探して彷徨っている姿を見ますね。バスタは単純構造のためまだどこに何があるかわかりますが、『NEWoMan』側はまったくサインボード不足。数か月以内に動線と屋外サインボードは見直さないと、多くの人がイライラするだけじゃないでしょうか。あまりにわからなくて不機嫌になるのか、路上でJR東に不満を喚き散らす物騒な声も聞こえてきます」(新宿関係に詳しいライター)
「NEWoMan」に注力しているルミネの力加減は、こんなエピソードでもわかる。
「ルミネはあちらに力を入れすぎているのか、向かいにあるルミネ新宿2の『ルミネtheよしもと』の屋外ネオンサインが半分消えてるのになかなか直らない。他のビルには予算が回らないんですかね」(前述のライター)
ネオンはよしもと設置かもしれないから、そこを責めるのは間違いかも。まずは各ビル関係者による、できるところからの動線改善に期待したいところだが…。店舗は魅力的なので、構造のせいで「二度と行かない」なんていう客を生み出さないようにしてほしいのだ。
(文・編集部I)
朝4時まで深夜営業している「フードホール」は、てっきり「NEWoMan」の本館(ミライナタワー側)から近くかと思えば、全く離れたバスタ新宿の右端の小さい小道を進んだサザンテラス寄りが入口で、本館側から迂回しても5分はかかるうえに、深夜に常駐する関係者が誰もそれを知らないことから、案内も不徹底。「ただ『フードホールはバスタの右脇』って書いておいてくれればいいのに!」とは深夜の利用客。昼間は混雑しているとは聞くが…。
「フードホールは知名度のある『サザンテラス脇』とPRすれば人は来るのに、小田急側の名前は使いたくないのでしょうか。バスタ側低層ビルのJR部も全部『NEWoMan』の呼び名にしたのが本当に大失敗だと思います。普通、バスタの建物はみんなバスタだと思ってるし、常識的に「NEWoMan」って言われたらミライナタワー側に行っちゃいますよ」(飲食関係者)
「深夜に、複数組が飲食店街のある場所を探して彷徨っている姿を見ますね。バスタは単純構造のためまだどこに何があるかわかりますが、『NEWoMan』側はまったくサインボード不足。数か月以内に動線と屋外サインボードは見直さないと、多くの人がイライラするだけじゃないでしょうか。あまりにわからなくて不機嫌になるのか、路上でJR東に不満を喚き散らす物騒な声も聞こえてきます」(新宿関係に詳しいライター)
「NEWoMan」に注力しているルミネの力加減は、こんなエピソードでもわかる。
「ルミネはあちらに力を入れすぎているのか、向かいにあるルミネ新宿2の『ルミネtheよしもと』の屋外ネオンサインが半分消えてるのになかなか直らない。他のビルには予算が回らないんですかね」(前述のライター)
ネオンはよしもと設置かもしれないから、そこを責めるのは間違いかも。まずは各ビル関係者による、できるところからの動線改善に期待したいところだが…。店舗は魅力的なので、構造のせいで「二度と行かない」なんていう客を生み出さないようにしてほしいのだ。
(文・編集部I)
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