DIV(ダイヴ)、【DIV(ダイヴ)】2
/6 TSUTAYA O-WESTライヴレポート

 
 DIVにとってO-WESTと言えば2013年に初ワンマンライヴを行った思い出深い会場。
バンド結成時以来となる2枚目のミニアルバムをリリースし、日比谷野外大音楽堂でのワンマンライヴを控えている2016年最初のワンマンライヴが、奇しくも初ワンマンの会場であるO-WESTとなった。

 この日は機材トラブルで開演が40分以上遅れるアクシデントがあった。何とか開演出来るまでに復旧したものの、予定していた一部の演出機材は動かないまま。DIVのワンマンライヴと言えば派手な演出が恒例だが、結果的に4人の鳴らす音の比重が増えた分だけ、いつも以上に彼らの感情が溢れるステージとなった。

 今までの歩みを確かめるかのように1stアルバムのタイトル曲「ZERO ONE」からスタート。
LOVE IS DEAD、夏の行方とキラーチューンを立て続けにドロップ。待たされた分だけお互いを求めあう気持ちが高まっていたかのように、序盤からフロアの熱量は一気にヒートアップしていく。


 「会いたかったよ渋谷」とこの日最初のMCの後に、「今少し泣きそうだよ」と言ったCHISAの一言が印象的だった。
幻想的なイントロに場内の空気が変わる。漂流彼女、蛍火、SEASONSとCHISAの歌声に会場がやさしく包まれていく。中盤では来月リリースされるミニアルバム「EDR TOKYO」のリードトラック「東京、熱帯夜につき」が初披露された。初めての曲とは思えない一体感で会場をメロウな空気が包み込む。
 終盤には「一緒にいけるか」とフロアを煽るとライヴのキラーチューンを一気に畳み掛けた。
「SWEET DAYというタイトルの日なのに全然スイートじゃなかった」とMCで戯けてみせたが、トラブルにも動じることなくステージ上で躍動する4人のバイブスが、3年間の圧倒的なバンドの進化を感じさせてくれた。

 アンコールでは「いろいろ気持ちを動かされた1日だった」と語ったCHISA。

“言葉に出来ない想いがあるから”
“出逢えた奇跡を感じながら”
“何でもない日が特別な変わる”

そんな「Dearest」の歌詞がとても印象的だった。

 DIVというバンドのイメージは?と聞かれた時、「圧倒的な演奏力でアスリートの如く自身の音楽と向き合い、高め続けているバンド」であったり、「昨年11月のO-EAST公演で見せたEDMとバンドサウンドを深く融合させた強烈なの世界観も持つバンド」、そんなどこかクールで完璧なイメージがあった。
しかしこの日のステージには、楽曲を通して自分たちの全ての想いをオーディエンス届ける熱い、そして不器用なロックバンドの姿があった。バンド史上最大規模のワンマンライヴとなる10月の日比谷野外大音楽堂で彼らがどんな特大の想いを伝えてくれるのか、とても待ち遠しい感じさせられた1日だった。



2/6 TSUTAYA O-WEST SET LIST

ZERO ONE
イケナイKISS
LOVE IS DEAD
夏の行方
漂流彼女
蛍火
SEASONS
東京、熱帯夜につき
ゴールデンキネマ劇場
R×R
DEATH GAME
赤裸々ララ
Point of view
BUTTERFLY DREAMER
JUSTICE
SECRET NIGHT

【Encore】
「Dearest」
you


DIV Official HP http://www.div-official.com
DIV Official Twitter https://twitter.com/div_info

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