主人公マノンを愛希れいかさんが好演
!月組公演『舞音』観劇レポ

そこに宝塚らしいアレンジを加えた恋愛劇『舞音』。
20世紀初頭のフランス領インドシナに舞台を置き換えて、
エキゾチックな雰囲気を醸し出したドラマティックな恋愛ストーリーに挑んだのは、
演技力に定評のある月組です。


期待通りのロマンティックな舞台だったという評価も高い、
月組公演『舞音』の観劇レポを感想なども交えつつお届けしましょう!
宝塚歌劇団十八番のドラマティックな世界観


『マノン・レスコー』は官能的な女性マノンに男たちが翻弄される話ですが、
マノンは単に男たちを弄ぶだけではなく、実は純粋なところを持った一人の女性です。
それゆえにシャルル・ド・デュランと恋に落ち、苦しむという人間模様が描かれています。
奔放でいて可憐な乙女マノンを演じる娘役が事実上の主人公とも言えるユニークな作品で、
なおかつ宝塚観劇のお楽しみである男役と娘役の絡みが多いのも、
ヅカファンのツボをよく押さえてくれている作品でもあります。
原作の『マノン・レスコー』はフランスの文学小説ですが、
今回の作品では舞台を東洋にしていて宝塚らしいテイストがふんだんに散りばめられているので、
宝塚歌劇団のオリジナル作品?という印象すら受けます。
月組トップスターによる饗宴は、おトク感たっぷり
『舞音』では月組トップスターによる、
愛に翻弄され苦悩するといったマノンとシャルルの姿を存分に味わうことができます。
マノンと運命的に出会い、そして恋に落ちるエリート青年仕官シャルルには、
月組トップスターの龍真咲さん。
華やかなアイドル的な容姿をもつ龍真咲さんだけにエリート青年という役柄がぴったりでした。


そして男たちを魅了し、翻弄するマノンを演じるのは愛希れいかさん。
その愛らしい姿からは想像が難しいのですが元男役という経歴を持つトップ娘役です。
ダンスでファンを魅了することができる希少な娘役であり、今回の舞台でもそのダンスは圧巻でした!


さらに愛希れいかさんは踊っているときの表情が大変に豊かで、それが情感をかきたてます。
マノンが単なる小悪魔的な美少女ではない、
男たちを翻弄しつつも実は純粋なところを持っているという重要な部分をしっかりと表現してくれていました。
それと!愛希れいかさんの透き通った美貌もまたマノンにぴったりでした。


もちろん、この月組トップスターのコンビ以外にもシャルルの親友に凪七瑠海さん、
マノンの兄のファン・チ・クオンに珠城りょうさんといった月組屈指の男役が配役されているので、
どのシーンも目が離せないおトク感いっぱいの舞台なのでした。

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