小田和正が贈る15回目のクリスマスラ
イブより収録レポート到着
初登場となるHYの仲宗根泉は、HYの名曲「366日」を小田とともに披露。また、番組を小田と一緒に支え続ける仲間たち、通称“小委員会”(小田が命名。メンバーは、小田、スキマスイッチ、根本要、水野良樹)の面々とは、ビートルズ「Hello Goodbye」のカバーなどの名曲を披露する。
■「クリスマスの約束2015」収録レポー
ト
この地で5年ぶり2度目の開催となる『クリスマスの約束2015』の収録が行われ、5万を超す応募、延べ10万人を超える応募者の中から選ばれた強運の持ち主380名の観客が、ステージとの距離1メートルで小田和正はじめ出演者たちの豪華な演奏と歌声に酔いしれた。
午後7時15分、小田が会場に姿を現すと、場内からは温かい拍手が送られる。
小田はステージ中央のグランドピアノの前に着席すると、「昭和の楽曲はナイーブでした。いろんなことが懐かしく思えます。皆さん、今夜はリラックスして聞いてくださいね」と微笑み、かぐや姫の名曲「なごり雪」を披露。
続いて、JUJU、スキマスイッチ、仲宗根泉、根本要、松たか子、水野良樹、和田唱の全出演者を迎え入れ、男女混成の10人組フォークグループ、ニュー・クリスティ・ミンストレルズの「TODAY」をしっとりと披露。場内を温かい空気で包み込む。
番組初登場となる仲宗根は、小田と、HYの名曲「366日」を披露。バンド名「HY」の由来である沖縄の地名を前日に地図で調べたという小田は、「沖縄の人はとっても優しくて温かいですね」と。また仲宗根の作詞作曲のスタイルに興味があるようで、小田ならではの質問を投げかける一面も。
仲宗根の意外なエピソードに「曲のイメージが・・・」と苦笑いしながらも、原曲に勝るとも劣らないアレンジで観客を圧倒。楽曲の素晴らしさを改めて感じる瞬間となった。
小委員会の面々とは、ビートルズの「Hello Goodbye」などを演奏。
「委員会バンド」として、この夏3つの野外音楽イベントに出演し、福岡・広島・新潟を旅した模様もVTRで紹介。彼らの新曲「約束」が流れるというサプライズもあった。
さらに「クリスマスの約束」を支える女性ボーカリスト・松たか子、JUJUはそれぞれ唯一無二のボーカルを全面に出し、小田が「新たな魅力が見えるはず」という楽曲を歌唱した。
さらに、小田と8月からマンツーマンで向き合っていたのが、2011年に続いて2度目の出演となる和田唱。収録のため、小田と机を挟んでギター1本で練習をスタート。来る日も来る日も練習を繰り返したというその結晶が、この日の和田とのセッションであるとも言える。
和田が所属するバンド「TRICERATOPS」が好きだったという小田。2009年秋に行われたギタリストのためのイベント「レジェンドオブマスターピース」で和田がフランクシナトラを「まことに見事に歌っていた」のを見て、「いつか一緒に歌ってみたいな、と思っていてようやく実現した」と言う。
さらに「何でもよく知っているし、覚えるのも早いし、ギターもうまい」と和田をべた褒めする小田。和田は「誘っていただいて光栄に思っています。嬉しいです」と笑顔を見せた。
収録を終え、プロデューサーの阿部龍二郎は、「小田さんがいつも言っている“練習は裏切らない”の信条そのもの。日本一クオリティの高い音楽番組になったと思います。打ち震えました!」と語った。