70年代初頭、ロックギタリストとして不動の地位を築いたロリー・ギャラガーの名盤『タトゥー』
アイルランド初のロックスターとして、また記録よりも記憶に残る名ギタリストとして知られるロリー・ギャラガー。彼の音楽はブルースを基盤としながらも、ブリティッシュトラッドやカントリーまで多彩な音楽性を持っているのが特徴だ。熱いギタープレイのみで語られることが多いが、彼は何よりもソングライティングのセンスが抜群であった。95年に47歳という若さで亡くなってからは話題に上ることも少なくなっているが、今回紹介する彼の代表作のひとつ『タトゥー』は、パッションあふれるギターと数々の名曲が収録された名作であり、ロックファンなら聴いておくべき作品だろう。