井出靖、新シリーズ・コンピレーション『URBAN BLUES』最新作2タイトル同時リリース
プロデューサー、レーベル“Grand Gallery”主宰、セレクト・ショップのオーナーらとして、さまざまな顔を持つ井出靖が新たに提案する新シリーズのコンピレーション“URBAN BLUES”が今年2月にスタートした。
かつてはマーティン・デニーのベスト盤の企画、ジャネット・ケイ「LOVING YOU」の企画監修、FREE SOULの原型と言われるMELLOW VIBESシリーズ、もちろん自身のレーベルでの多数のコンピレーションの企画選曲を手掛けている井出靖が新たに提案するのは、“URBAN BLUES”だ。
大人の大切な夜の時間を彩るためのコンピレーション。年代を問わないジャンルレスないわゆるダウンテンポな選曲。思わず時間を忘れてしまうタイムレスなムード。また、サブタイトルには名曲の楽曲名から付けるのも特徴のひとつ。今回はシリーズ第2弾ということもあり「MELLOW」をキーワードに楽曲をセレクトしたのも特徴となっている。
タイトルは邦楽編はピアニストの福居良『MELLOW DREAM』から。また洋楽編はクインシー・ジョーンズ『MELLOW MADNESS』から引用した。また邦楽編はシティ・ポップスの名曲から、オリジナル・ラヴのMr.Fingersによるリミックスやフィッシュマンズの「SEASON」など、なかなかコンピには収録されづらい長めの曲も収録。また藤竜也、桃井かおりの初CD化のブルースまで、と幅広いセレクト。
さらに洋楽編もジャズの職人集団Fourplayによるテディ・ペンダグラスの名曲「LOVE TKO」からスタート。キャンディス・スプリングス、ディスクロージャー、メイヤー・ホーソーンと言った旬なアーティストから、ボズ・スキャッグス、リッキー・リー・ジョーンズと言ったベテラン・アーティスト、ハービー・マン、ブライアン・ブレイドと言ったジャズまで、とまさにジャンルレスな選曲。なおこちらは2タイトルを同時リリースとなっており、夜を楽しむコンピレーションの誕生と言えそうだ。