【超ときめき♡宣伝部
インタビュー】
超とき宣の夢はみんなの夢だから、
それを全力で叶えたい
L→R 辻野かなみ、杏ジュリア、坂井仁香、小泉遥香、菅田愛貴、吉川ひより
今年の超ときめき♡宣伝部(以下、超とき宣)は、来年1月27日と28日に開催する自身初の横浜アリーナ2デイズ公演『行くぜ!超ときめき♡宣伝部 at 横浜アリーナ』に向けて走り続け、多忙を極めた一年だった。その結果として、シンガポールの映画『メカバース:少年とロボット』のグローバル主題歌を獲得した彼女たちは、グラミー賞受賞者の宅見将典が作曲、プロデュースを手がけたバラード「Sora」を配信リリース。新曲の歌詞のようにひとりひとりはちっぽけでも、みんなで大きな夢を追い続ける彼女たちの“超とき宣イズム”を探ってみた。
自分たちと
宣伝部員さんたちとの絆
新曲「Sora」はみなさんにとって初の映画の主題歌ですね。
坂井
日本を飛び越え、シンガポールの『メカバース:少年とロボット』という映画のグローバル主題歌です!
杏
「Sora」の歌詞は言葉数自体はそんなに多いわけではないのですが、メッセージが誰の心の中にも真っ直ぐに入ってきて共感もできて、最後にはやさしく背中を押してくれるような温かい曲になっています。曲調としては映画と同じように“宇宙”がテーマとなっているのでメロディーも壮大だし、超とき宣の今までの曲の中でもダントツでバラード感が強いんです。これまでにバラードは歌ってきましたが、ここまでザ・バラードな曲は初めてですね。新しい超とき宣を見せることができる曲になったんじゃないかと思います。
小泉
これまでの超とき宣にはないバラードだというのは私も思っていて。レコーディングの時、全員力を抜いて自分の歌い方の癖も全部なくした状態で歌ったんですよ。宣伝部員(ファンの呼称)さんなら分かると思うのですが、超とき宣の歌はしゃくり上げたりアクセントを入れたりして歌う曲が多いと思うんです。ですが、今回はささやくように歌うことにトライしました。最近の楽曲は少し力を抜いて歌うのが流行っているみたいで。
確かにそうですね。
小泉
個人的に柔らかい歌声で聴き手を包み込むような歌だと思っているんですけど。この曲からはそういう雰囲気を感じましたね。映画も観ましたが、この曲は映画の内容に合わせて“少年とロボットの絆”がテーマになっているんです。私たちに例えると、自分たちと宣伝部員さんたちとの絆に思えて。そう考えていると私はレコーディング中に泣いちゃったんですよ。
歌入れの時に?
小泉
はい。いろいろと思い出して大泣きしちゃったんです。それくらい自分たちに照らし合わせて共感できる歌詞だと思っています。
歌い方については最初からリクエストがあったのですか?
小泉
そうですね。
坂井
私はしゃくって歌って最後は語尾をキュッと上げるとか、癖強めで仁香節を入れて歌うタイプなんですね。だから、私にとっては逆にフラットに歌うほうが難しかったです。最初はどうしようかと思ったんですけど、レコーディングで何度か挑戦していたらなんとかできました。今までとまったく違う歌い方をしたことが勉強にもなったし、新しい歌い方を手に入れた感じもありましたね。
菅田
この曲を聴いた時、未来を感じる曲だと思いました。大声でサビを歌いたくなるし、世界や宇宙、未来は無限だとか、そういう壮大なものを感じる曲になっていると感じましたね。
吉川
私がすごく共感したのは《どこまでも広がる 宇宙を前に 私は何者でもない》というところですね。映画の主人公の少年・カイはちっぽけなんですけど、大きな空に全力で立ち向かっていくんです。私たちもアイドル活動をしていて、それぞれがひとりの人間だし、私は自分はちっぽけだと思っているんですね。でも、スタッフさんや宣伝部員さんの期待や愛情で強くなれて、今は横アリという目標に向かって進めている。私たちもこの歌詞と同じぐらい壮大な夢を、これからもみなさんに見せていきたいと思いました。歌の中にはユニゾンで歌うところがあって、♪ウォーオーオ〜のところは映画監督さんの声も入っているんですよ。
あの男性の声の正体は監督さん!?
吉川
キャストさんの声も入っています。豪華ですよね。ライヴで歌う時はここに宣伝部員さんの歌が重なって広がっていったらいいなと思っています。シンガポールの映画なので、私たちの歌が映画とともに世界規模で広がっていったら嬉しいですね。
辻野
今回はレコーディングの時に、この曲の作曲とプロデュースをしてくださった宅見さんがついてくださったのですごく緊張したんですよ。でも、仕上がったものを聴いたらひとりひとりの声がすごくはっきりしていて。最後にユニゾンで歌っているところも6人の存在が分かるようになっています。
そうそう! 6人の声が奥行きを感じさせる立体感の中に散りばめてあるんですよ。
辻野
個人的にはそこがすごく好きなところです。あと、《まだ私は諦めずに》というパートを歌った時に“すごく良かった。これを使いたい”と宅見さんが褒めてくれたんですよ。出来上がったものを聴いたら、実際に使われてたのですごく嬉しかったです。
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超とき宣って常に目標があることも大きいアーティスト
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