二宮和也、大勢の観客を前に「幸せ」
 人生の宝物は「この仕事」

夫婦役を演じた満島ひかり(左)と二宮和也 (C)エンタメOVO

 映画『TANG タング』ジャパンプレミアイベントが14日、東京都内で行われ、出演者の二宮和也、満島ひかり、市川実日子、小手伸也、奈緒、京本大我(SixTONES)、かまいたち(山内健司、濱家隆一)、景井ひな、武田鉄矢と三木孝浩監督が登壇した。
 本作は、イギリスのハートウォーミング小説『ロボット・イン・ザ・ガーデン』を原作に映画化。ゲームざんまいで妻(満島)に捨てられた駄目男の春日井健(二宮)は、ある日、記憶をなくした迷子のロボット「タング」と出会ったことで、冒険の旅を始める。
 大勢の観客に迎えられた二宮は、「ぜいたくを言うならば、みんなで笑ってワイワイできるのが一番いいのかなと思いますが、まずはこうやってみんなで集まって一つの作品を一斉に見られるということだけでも、幸せに感じています」とあいさつ。
 「僕自身、こんなにたくさんの人の前に立つには本当に久しぶり。懐かしさすら感じています」と、うれしそうに笑顔を見せた。
 また映画にちなみ、「人生の宝物は何?」と尋ねられた二宮は、「『仕事』です。正確に言うと、この仕事。他の仕事だったら多分長続きしなかっただろうし…」と回答。
 「僕は本当に自分のことに関してはそこまで興味を持ったことがないのですが、この仕事だと『この年にこれをやりました』とか、『この年にこのCDが出ました』とか、自然にアーカイブになってくれるので、振り返りやすい」と語った。
 続けて、「あと、若い頃から働いていたので、テレビに出ることで、おじいちゃん、おばあちゃん、親とかに健康でやっています、頑張ってます、と同時に伝えることもできた。今考えると宝物だなと思います」としみじみ語った。
 満島は「『友達』です。13歳で親元を離れて、一人で上京しているので、その頃に出会った友達に本当に支えられてきました。忙しくて連絡が取れない時期も、いつまでも待って、私にいろんな景色を見せてくれる。一人だと家にいたかもしれないけど、『駄目だよ、ひかり。外で遊ぼう』と声を掛けて連れ出してくれる。すごく大切な存在です」と話した。
 映画は8月11日から公開。