【超特急 インタビュー】
公演するたびに幸せや喜びが
更新されていっている
L→R カイ、リョウガ、タクヤ、ユーキ、タカシ
CDデビュー10周年の記念日に配信リリースされた新曲「クレッシェンド」。TBSドラマ『理想ノカレシ』のオープニング主題歌であり、タカシ(Vo)得意のファルセットを駆使した挑戦的ナンバーにはファンへの“ありがとう”が詰め込まれている。4月にスタートした全国ツアーの初日には、なんと新メンバー募集オーディションの告知もあり、10年の歴史を背負い、今、彼らは新たなフェーズへと向かう。
デビュー10周年を迎えるタイミングで、8号車へ感謝を伝える曲にしたかった
現在、全国ツアー『Progress』を開催中ですが、現段階で5本終えてみての感触はいかがですか?
カイ
楽しいですね! やっぱり3年振りのツアーというのが個人的には大きくて、久しぶりの地方にたくさん行けるのもワクワクしますし、それに付随して各地の美味しいものも食べられるじゃないですか(笑)。この前の広島でもお好み焼きをみんなで食べに行ったり、早く終わった日は海鮮を食べに行ったり。ライヴ自体も毎回みんなで試行錯誤しながら、ちょっとずつ変えていっているので、最終日に向けてどんどん進化していくツアーになればいいなと思います。
タクヤ
楽しさが日々増していますし、公演するたびに幸せだったり、喜びというものが更新されていっているので、身体や健康を第一に無事走りきりたいですね。
3年振りのツアーということで、例えば筋トレとか何か特別に準備したこともありました?
タクヤ
うーん…ないです!
一同
きっぱり!(笑)
リョウガ
まぁ、初日は大きな発表があったり、初披露の曲があったり、いろいろ気を遣わなきゃいけないことが多くて、必要以上に力が入っていた部分もあるんですけど、いい意味で少しずつリラックスでき始めているなと。だけど、リハーサル見学に関しては…慣れない! 今回のツアーから当選した8号車(ファンの呼称)を開演前のリハ見学に招待しているんですけど、初めてだからやり方も分からないし、全然スイッチが入っていない状態でポンと始まるんで、すごく恥ずかしいんですよ。初日とかヤバかったです。“こんな感じ?”みたいな。
ユーキ
探り探り(笑)。でも、ライヴ自体は楽しんでやれています! 一公演一公演が新鮮で、2回目、3回目の8号車にも楽しんでもらえている気がしますし、ライヴを重ねるごとに僕らも8号車も、笑顔が増えてきている印象があって。新メンバー募集の発表はありましたけど、その衝撃を引きずらず、本当に前を向いて一緒に進んでいる感じが続いているから、最終日に近づくにつれて明るすぎてぶっ飛んでるようなライヴになりそう(笑)。それくらい、どんどんボルテージが上がっていってるのが目に見えて感じられているので、今、すごく楽しいです!
タカシ
今だから言えますけど、それこそ初日の「Don’t’ Stop 恋」とかは“それどころじゃない!”っていう。あんな集中できない「Don’t’ Stop 恋」は初めてだった(笑)。
あの曲を終えたあとが新メンバー募集企画の発表でしたからね。
タカシ
僕たち自身は常に前を向いているとはいえ、やっぱり8号車が理解するのには時間もかかるじゃないですか。でも、ツアー各地で僕らの正直な気持ちを伝えていくうちに、前を向いて一緒についてきてくれようとする8号車も増えてきている気がするんです。やっぱり自分たちの決意や想いを、僕ら自身が言葉やライヴで証明していくことが一番大事なんだなって、改めて感じられた5公演でした。
そんな上り調子の超特急に、CDデビュー10周年の記念日に発表される新曲が「クレッシェンド」とは、まさにぴったりのタイトルですよね。
タクヤ
音楽用語をタイトルに使うのって結構アクセントになりますよね。タイトルを見ただけで分かりやすくて、すごく面白いと思いました。
リョウガ
“だんだん強く”っていう意味ですけど、人によっては“クレッシェンドって何だろう?”から入るだろうし。そこも引っかかりになるんじゃないかと。
では、この曲で言うところの“だんだん強く”なるものって具体的には?
リョウガ
歌詞にある“ありがとう”しかり、他にも“愛”だとか、全てのプラスの感情が含まれていますよね。10周年を迎えた今のタイミングで“クレッシェンド”という言葉を使うところに、“これからも伝え続けたい!”という意志がこもっていてすごくいいなと。
タカシ
デビュー10周年を迎えるタイミングで、僕たちを応援してくれている8号車に向けての感謝を伝えられる楽曲にしたいということは、チームの中でも前々から話していたんですよ。ただ、ドラマ『理想ノカレシ』のオープニング主題歌になることも決まっていたので、どちらかと言うと1番の歌詞はドラマのストーリーに寄り添ったもので、2番以降が特に超特急にリンクする内容になっているんです。
とはいえ、個人的には歌い出しの《キセキの出会い》から超特急をイメージさせられたんですよ。このメンバーはもちろん、これから出会うかもしれないメンバーにも当てはまりますし。
カイ
8号車との出会いもそうですよね。最初に叩き台の歌詞をいただいてから、メンバーの想いを乗せて僕たちなりの歌詞にさせていただいたので、やっぱり超特急っぽさというのは全体的にあると思います。例えば“線路”と書いて“みち”と読ませるとか。もちろん恋人や友達とか全ての出会いに当てはめることもできる普遍的な歌詞なので、超特急を知らない人が聴いても共感できるだろうし、超特急を知っている人や8号車が聴けば、もちろん僕たちを想像することもできる。そんなふうにいろんなとらえ方ができる歌詞で、実はメッセージ性も強いんですよ。
アーティスト
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