半崎美子、初のビルボードライブで新
曲「ロゼット〜たんぽぽの詩〜」を熱

シンガーソングライター半崎美子が、2021年5月20日(木)、ビルボードライブ横浜にてアコースティック編成による初のビルボードライブを開催した。
この日のライブは、半崎が毎年開催している集大成の公演とはまた違った、ビルボードライブならではの雰囲気と近い距離感で、ピアノ、ギター、バイオリン、チェロ、パーカッションのアコースティック編成にて、「稲穂」からスタート。
半崎美子
横浜開催ということもあり、半崎本人がリスペクトしている、ちあきなおみの「港が見える丘」カバーを披露すると、会場から拍手が沸いた。
続いて、ビルボードライブの雰囲気にピッタリな、昨年12月にリリースされた初のカバーアルバム「うた弁 COVER」から「黄昏のビギン」、「SWEET MEMORIES」、「あの日にかえりたい」、「いい日旅立ち」、「異邦人」がメドレーで披露される。ライブ終盤では、半崎美子の代表曲でもある「サクラ〜卒業できなかった君へ〜」を歌唱。
半崎美子
「4月に発売したシングル「ロゼット〜たんぽぽの詩〜」いつもだと発売してからショッピングモールを回ったりツアーをしたりするのですが、なかなか届ける機会が今年はなくて、今日こうして皆さんに最後にお届けできて有難いです。この曲は、今年の元旦に書きました。見えないウイルスに穏やかな日常を奪われて、抗えないものに対峙しているような、 そんな気持ちで出てきた言葉が「いま一緒に風を凌ごう」、「手を繋いで身を守ろう」という守りの言葉でした。でもそれは後ろ向きな意味ではなくて、タンポポの生命力、ロゼット型の葉っぱの地面に張り付いて風の抵抗を凌ぐ、そういう生きる力、植物の知性に倣って今は、私たちも一緒に風を凌ごう、来るべき時が来たら風を味方に旅をしようという歌になりました。」
というMCに続いて、本編最後の楽曲「ロゼット〜たんぽぽの詩〜」を熱唱し、この日一番の拍手に包まれた。
半崎美子
鳴り止まない拍手に応えて、登場した半崎は
「今日はステージに上がるだけで胸がいっぱいになった、そんな時間でした。思いを共有できる時間、やっぱりライブにかなうものはない、皆さんを目の前に歌を届けることの喜びをひしひしと感じながら歌っていました。素晴らしい空間を作ってくださって本当にありがとうございます。」
と、集まったファンへの感謝の気持ちを話して、「感謝の根」を弾き語り、この日のライブを締め括った。
なお半崎は、ビルボードライブ大阪公演を6月7日(月)に開催することが決定しており、6月2日(水)には、シングル「ロゼット~たんぽぽの詩~」リリース記念オンラインライブを開催する。