【りあら インタビュー】
“あぁ、いちごタルトの子?”って
広がるのが目標

りあら

京都在住の現役中学生アイドル、りあらがシングル「いちごタルトが食べたくて」でデビューした。今年で13歳という若さだが、4歳の頃からモデル活動を始め、アイドルユニット・民謡女子ハピネス組にも所属している彼女にとってソロデビューは長年の夢。“みんなを笑顔にするアーティストになりたい”を目指すりあらの心境を訊いた。

今のりあらはまだまだやから、
もっと頑張りたいと思っている

りあらさんは4歳の頃からモデル活動をしていて、13歳とはいえ芸歴も長いと思うんですが、アイドルをやりたいと思ったきっかけはあったんですか?

小さい頃にテレビでAKB48さんやモーニング娘。さんを観て、アイドルになりたいと思うようになりました。最初は“AKB48さんに入りたい!”っていうのが夢やったんですけど、だんだんいろんなアーティスさんを知っていく中で、今は特に鈴木愛理さんに憧れています。歌もダンスもおしゃべりも上手だし、カッコ良いから大好きなんです。

TikTokでもよく動画投稿をされていますが、やっぱり楽曲を知るのはSNSきっかけが多いんですか?

そうですね。TikTokでよく使われている曲を調べることもありますし、SNSとかYouTubeで知ることが多いです。最近のお気に入りは優里さんの「ドライフラワー」と、Juice=Juiceさんの「「ひとりで生きられそう」って それってねえ、褒めているの?」で。聴くとすごく元気が出ます!

りあらさんはシングル「いちごタルトが食べたくて」でデビューされるわけですが、リリース前から毎月ライヴをやっているんですね。

はい。いつも他の演者さんのパフォーマンスを観て、自分のステージはどうしたら良くなるかを考えてます。ライヴの時は私の歌とダンスとMCで来てくれた方が笑顔になって、最後に“楽しかったよ”って言ってもらえるように意識してます。

ソロデビューが決まった時はどんな気持ちになりました?

りあらは民謡女子ハピネス組っていうアイドルグループで活動しているんですけど、その時から“いつかソロでもやってみたいな”って思ってたので、ソロデビューはずっと目標にしていたんです。でも、まさかこんな早くにCDリリースができるなんてびっくりしました。今のりあらはまだまだやから、もっと頑張りたいと思っています。

ソロでの活動とグループでの活動にはどんな違いを感じましたか?

グループの時はメンバー同士でダンスや歌を教え合って勉強しているんですけど、今はそれができないのがちょっと心細くて、自分のパフォーマンス力が落ちてるんじゃないかって心配になる時もあります。でも、アイドルは自分の夢やし、家族もすごく応援してくれてるから、周りにいてくれる人のためにも頑張ろうって気持ちでやってます。

今作の表題曲「いちごタルトが食べたくて」は80年代のシティーポップが背景にあって、ちょっと大人っぽさもあるバラードですが、聴いた時にどんな印象を持ちましたか?

最初に聴いた時は大人っぽく感じたので、“これをほんまにりあらが歌うの!?”ってびっくりしました(笑)。レッスンして、ライヴでも歌っていくうちに大好きな曲になっていって、家族も“めっちゃ可愛い曲やな”と言ってくれてます。

十代のりあらさんには新鮮に感じられたかもしれませんね。MVは大好きないちごタルトを求めて旅をする歌詞に合わせて大阪で撮影されていますが、作ってみてどうでしたか?

デビューシングルだから毎日初めてのことだらけで、MVの撮影も初めてだったんですけど、ダンスがなくて、歌が中心なのは今までやったことがなかったから難しかったというか…この曲の魅力を伝えるためにどんな表情で歌ったらいいかを自分なりに考えたので、ライヴとは違った緊張感がありました。

ライヴはその場で観せるものだけど、MVは映像として残っていくものですもんね。完成したMVを観て手応えはありましたか?

すごく素敵な作品になっているので、たくさんの人に観てもらいたいです!