志村貴子原作の劇場アニメ「どうにか
なる日々」10月23日公開決定

志村貴子氏描きおろしの新ビジュアル

志村貴子氏描きおろしの新ビジュアル(c)志村貴子/太田出版・「どうにかなる日々」製作委員会 劇場アニメ「どうにかなる日々」の新たな公開日が10月23日に決定した。あわせて、原作者の志村貴子氏による描き下ろしビジュアルも披露されている。
 同作は、テレビアニメ化された「放浪息子」「青い花」で知られる志村氏によるオムニバス漫画が原作。「えっちゃんとあやさん」「澤先生と矢ヶ崎くん」「しんちゃんと小夜子」「みかちゃんとしんちゃん」の4つのエピソードで構成され、「あさがおと加瀬さん。」の佐藤卓哉が監督、アニメーション制作をライデンフィルム京都スタジオが担当する。当初5月8日からの公開を予定していたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響をうけて公開が延期されていた。
 キャスト陣から喜びのコメントもよせられた。えっちゃん役の花澤香菜は「ようやく劇場公開されるということがとても嬉しいです。このどうなるかわからない日々の中で、危うく、でも逞(たくま)しく生きている彼女たちを見て、皆様の心が少しでも暖まりますように」と感慨深そうに述べ、また澤先生役の櫻井孝宏は「雰囲気と趣きのある作品で、日常に潜む非日常を味わったような気持ちになりました。まるで淡いベールの向こうにある人間の性を薄目で覗き見るような、そんな気持ちです。皆さんと分かち合えることを願って」と呼びかけている。
 その他、小松未可子(あやさん役)、山下誠一郎(矢ヶ崎くん役)、木戸衣吹(しんちゃん役)らキャスト、主題歌と音楽を手がけるロックバンド「クリープハイプ」の尾崎世界観からのコメントは公式サイトで読むことができる。