【摩天楼オペラ インタビュー】
5つの個性が融合した
新たな音楽性

L→R JaY(Gu)、彩雨(Key)、燿(Ba)、苑(Vo)、響(Dr)

昨年2月にリリースされたアルバム『Human Dignity』で新たなラインナップでの充実ぶりを示した摩天楼オペラがEP『Chronos』を完成させた。意欲的な創造性を具現化した新鮮な響きで劇的な物語を描く、瑞々しくも重厚な作品だ。

僕たちができる全てをやった
今までで一番のライヴ作品

去る3月11日にはアルバム『Human Dignity』を引っ提げた国内ツアーの最終日の模様を収めたDVD&Blu-ray『HUMAN DIGNITY TOUR -9038270- FINAL AT TSUTAYA O-EAST 2019.12.6』がリリースされましたが、改めてどのようなライヴだったのか聞かせてください。

リリースして間もないのに、もう何度も観てるんですけど、カッコ良い出来になったなぁと。ライヴ映像ってカット割りとか自分たちでは携われない部分も多いじゃないですか。今回はそういった意味でもいい映像でしたし、内容としてもあの時の僕たちができる全てをやったんですよね。今までで一番のライヴ作品になったと思います。

JaY

僕の誕生日やったんですよね。

ええ。事前のライヴでは“誕生日プレゼントはいらないからとにかく来てほしい”というMCをよくしてましたよね。

JaY

そうですね。僕も観たんですけど、Blu-rayの映像ってあんなにきれいなんやって(笑)。『Human Dignity』をリリースしてから何十本やったか分からないぐらいライヴをやりましたけど、あの日は自分なりにすごく伸び伸びできましたね。多分、ツアー初日とあの日では、えげつないぐらいギタープレイが変わってるんですよ。自由度が増してるんですよね。ライヴ自体も今までで一番良かったと思ってます。

去年1年間の締め括りを一番いいかたちにできたと改めて思います。家で映像を観ていた時、会場が狭いと思っちゃったりもしたので、もっと広いところでやりたいって思いました。

それこそ摩天楼オペラとして日本武道館のステージに立ちたいという話を、かつてのライヴなどでもしていましたよね。

そうですね。それが実現した時には、その映像をあとで観て“武道館も小さいな”と言えるようになりたいです。

僕はそもそも自分が参加しているライヴ映像作品というものが初めてだったんですよ。まずは作品になるという感動がありまして。ライヴ自体もツアーの中で一番いい出来だったのは間違いないんですけど、今までやってきたどのライヴよりも良かったですね。それはプレイ的なところだけではなく…例えば、いろんな演出面にしても。映像で観見返してみた時に、“これを客席から生で観たらもっと迫力があるだろうな”と思いましたし。そういう面でも、かなりいいライヴを作品として残せたんじゃないかなと思います。

彩雨

あの日は大きなトラブルもなく無事に終わって…何かと機材トラブルとかってあるじゃないですか。

今回のツアー、めっちゃ多かったですもんね。

彩雨

うん、呪われてた。ツアー中に台風が来て延期になった日程もあったり。でも、ライヴそのものは充実していたし、しっかりと1年を締め括るステージができたと思ってます。

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