演奏動画はどうやって撮る? SNSに投
稿するコツを検討してみた
でも最初の投稿ってどうやって作ったらいいんだろう、と迷えますよね。そこでこの記事では機材ゼロでの録音から本格的な宅録の方法まで、実例を交えながら、3つのステップを追ってご紹介していきます。またSNSで多くの人に見てもらうためのアイデアも検討してみます。
セルフで演奏動画を撮る3つの方法
大前提として、おうちで撮るときのコツは以下の3つです。
明るいところで撮る
基本的に、明るければ盛れます。特に専門的な機器がない人にとって、日中の自然光は強い味方です。ただ明るくすると顔の濃淡が見えにくくなるので、メイクを濃いめにしてみたり明かりの角度に気をつけるなどの工夫をおすすめします。
なるべく広いお部屋を選ぶ
これは音質対策です。おうちの中でも、広めの場所や天井が高いところなどを選んだほうが、よい響きで撮れます。でも練習風景を撮るのであれば、かえってデッドな環境の音声のほうがリアリティを出せるかもしれません。
自分の画角を見つける
アングルはいろいろ試してみましょう。運指を見せたいのか、演奏する体の姿勢を見せたいのか、演奏全体の雰囲気を映したいのか、フォーカスするポイントを絞るとより訴求力のある映像になります。
このポイントを押さえて、それぞれの環境に合わせた撮影方法を考えていきましょう。
初級:機材ゼロからのスタート!
とりあえず何か動画を投稿してみたいけれど、機材が何もない! という状態の人は、お手持ちのスマートフォンで撮る方法を考えてみましょう。かくいう筆者は、かれこれ2年以上演奏している動画だけを投稿するインスタグラムを運営していますが、そのほとんどをiPhoneSEで撮影しています。
おすすめなのは、インカメラでの撮影。撮影中も自分で画角を確認しながら撮れるので、フレームアウトなどの失敗が起こりにくくておすすめです。
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Maho Harada channel(@mahoharada.ch)がシェアした投稿 – 2020年 1月月7日午後1時19分PST
中級:スマホでももう少し本格的に
続いてはスマホを活用しつつ、もう少し画質も音質も上げたい方のための方法です。わたしは最近このような三脚つき外付けマイクを購入してみました。
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Maho Harada channel(@mahoharada.ch)がシェアした投稿 – 2020年 3月月4日午前6時56分PST
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あるいはもしお手元に高性能のボイスレコーダーなどがありましたら、動画はスマートフォンで、サウンドをレコーダーに任せて、あとから合成するのも手です。両方を同時にセットして演奏すれば、音と映像をぴったりと合わせることができますからね。そのようにしてできた動画がこちらです。
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Maho Harada channel(@mahoharada.ch)がシェアした投稿 – 2020年 2月月18日午後3時27分PST
わたしはボイスレコーダーは持っていないのですが、iPod に「PCM録音」というアプリを入れています。こちらは同じiPhoneでも、プリインストールのボイスメモよりもずっとよい音質で取れるので重宝しています。たとえばボイスレコーダーがなくても、ご家族のスマートフォンを借りたりしてスマホ2台体制で音と映像を分けて撮るだけでも、かなり聞こえが変わります。
ちなみに、ユニークな三脚として、こんな商品もご紹介します。もしご家族などにお手伝いをお願いできるなら、この撮影補助具を握ってもらって演奏する人の周りをぐるぐると動いてもらうと、自動で奏者がフォーカスされて、まるで素人の撮影とは思えないなめらかな動きの動画を撮影できます。ただ使ってみた感触ではズームがガタガタするので扱いには慣れがいるかもしれません。
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上級:一眼レフで撮影する
とはいえ、どうせ撮るならハイクオリティの動画を作りたい、とも思いますよね。特にSNSに投稿する場合は、その動画のビジュアルの良し悪しが「見る/見ない」の判断材料になってしまいます。画質を求めるなら、一眼レフで撮影してみましょう。
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Maho Harada channel(@mahoharada.ch)がシェアした投稿 – 2020年 3月月30日午後2時33分PDT
もしこれからカメラを購入してみようかなと思う方には、セルフィー用にモニターを動かせる機種をおすすめしたいと思います。筆者には、動画撮影中に夢中で弾いていてフレームアウトしてしまうことがよくあるのですが、モニターで確認しながら撮影できると安心です。モニターが下に開くタイプだと平置きや三脚への設置ができないので、上に開くタイプがおすすめです。
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先の動画、カメラ内蔵のマイクによる音声なのですが、音質はちょっと残念ですよね。そこで先ほどもご紹介した外付けマイクの出番です! ここまですれば宅録環境は強いです。多くの YouTuber の方もこのようにして撮影しています。
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Maho Harada channel(@mahoharada.ch)がシェアした投稿 – 2020年 4月月1日午後2時49分PDT
SNSの特性に合わせて投稿
では撮影できた動画を、どのようにしてソーシャルメディアにシェアしていきましょうか? ここではSNSごとの特徴も踏まえて、筆者が実践している方法をご紹介していきます。
まず動画と言ったら YouTube のイメージがあるかと思いますが、YouTube には「本格的な動画を見たい」という人たちが集まっているので、半端なものをアップすると遠慮なく「」が飛んできます。でも全てスマートフォンのインカメで撮りきったこの動画も「山手線の駅メロをヴァイオリンで全て弾く」というほかに誰もやっていないかつ時間をかけて作ったコンテンツなので、そういった独自性のある動画は評価してもらえる傾向にあります。
Instagram の通常の投稿だと動画は60秒までですが、一度に10本まで添付できますから、1分ごとに動画をトリミングすれば10分ぶんの投稿をすることができます。また動画を投稿する画面から「IGTV」という方法も選択できます。こちらの方法は一般のユーザーなら15分までの動画をアップできるので便利です。
Instagram はTwitterで言うリツイート機能がないので、拡散するにはハッシュタグの付け方が肝になります。ハッシュタグを入力するときには、そのタグがついた投稿の数が表示されます。Instagram はこの数をマスターするのがコツで、たとえば何万件もあるようなハッシュタグだと、そのタグで検索しても下のほうに埋もれてしまいます。まずは100件500件くらいのハッシュタグを見つけて、検索結果画面の上のほう狙うことから始めます。すると次第に検索流入が増えてくるので、投稿を見てもらえるチャンスが広がります。
Twitter で投稿するときは、140字いっぱいに動画にまつわるエピソードを添付するもよし、あるいは撮影中のNGシーンなどを切り取ってネタに走るもよし。Twitter はほかのSNSに比べておもしろさやユニークなものが好まれやすいので、超絶技巧も Twitter 向きかもしれません。
……とつらつら書きましたが、筆者自身、どうしたら多くの人に届くかな? と日々試行錯誤しているところです。ここに書いたことは実際に効果があったことを厳選したので、これから動画を配信してみたいなと思う方の参考になりましたら幸いです。
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