vol.1 LUNKHEAD<缶バッジ>
- ものづくりの現場をRESEARCH!! -
このコーナーでは、普段のインタビューで語られないグッズ制作やアートワークなど、アーティストがこだわりを持って取り組んだものづくりの現場を調査! 第1回はLUNKHEADが作る缶バッジを中心に、グッズへの想いや意外な重要ポイントを訊いた。ファンを想った制作秘話の数々は必見!!
そもそも小高が絵を描き始めたのは物心が付いた頃からのこと。幼い頃から頻繁に賞を取っていたため、“音楽でメシを食いたい”と母親に話した時には“あんたは絵のほうがまだ食える!”と言われた思い出も…。バンドのジャケ写などで真面目な絵を描くこともあり、そのバリエーションの抱負さはアートワーク全体で嗜むことができる。
制作過程で一番コツがいる部分はパンチ作業かな?なんて思っていたら、“いえ、その前のバッチカッターで切る作業のほうがはるかに重要ですね”(合田 悟)とバッサリ! 何でも、切る作業が1ミリでもずれると完成した時に余白ができてしまうから、ここは一番慎重になるそうだ。
栽培キットなど、他にもユニークなアイテムを頻繁に制作しているLUNKHEAD。そんな彼らがグッズを考える時に大事にしているのは、“お客さんがワクワクするもの”。そのために“なるべくメンバー自身がグッズに関わる”ということを意識している。カプセルに入れて販売された今回の缶バッジだが、ファン同士で交換し合う場面もあって、そういった工夫がコミュニケーションの鍵にもなっているのだ。
そんな彼らが今までで一番大変だったグッズは“バンドスコア”。手元を映したDVD付きで、2曲入りのスコアを小高が手書きしたというが、“地獄だった”と語るほど苦労したそうだ。ボールペンのインクが一本なくなるほど書き込んだスコアはファンにも好評で、“曲ができた時よりも嬉しかった”と達成感もひとしおの様子。
また、バンドのグッズは人気アイテムの移り変わりが激しいため、事前にイベントでリサーチをしたりと毎回案出しにも気が抜けない。
今後作ってみたいグッズについて、山下 壮は最近提案したコースターが“みんな使わないんじゃない?”ということでお蔵入りになった未練が残りつつも、コーチジャケットを作ってみたいと話す。合田からは“CDを買ってくれてもプレイヤーを持っていない人が多いからCDプレイヤーをプロデュースしたい”というナイスなアイデアも。そして、小高はというと“やっぱりバンドスコア…”とつぶやいており、努力した分のかけがえなさは大きいようだった。
取材:千々和香苗
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