vol.1 LUNKHEAD<缶バッジ>
- ものづくりの現場をRESEARCH!! -

L→R 桜井雄一(Dr)、小高芳太朗(Vo&Gu)、合田 悟(Ba)、山下 壮(Gu)

L→R 桜井雄一(Dr)、小高芳太朗(Vo&Gu)、合田 悟(Ba)、山下 壮(Gu)

このコーナーでは、普段のインタビューで語られないグッズ制作やアートワークなど、アーティストがこだわりを持って取り組んだものづくりの現場を調査! 第1回はLUNKHEADが作る缶バッジを中心に、グッズへの想いや意外な重要ポイントを訊いた。ファンを想った制作秘話の数々は必見!!

1.原画:キャッチーなイラストは小高が描いたメンバーの似顔絵。ちなみに山下は年々細くなっているそうで、最近では身体が棒になっていることも…。
2.色付け:イラストをPCに取り込んで色付け。ポップな色合いがキュート◎
3.プリントアウト
4.カット:プリントアウトしたあとは、カット作業へ。1枚ずつ慎重にカッターで切っていく。
5.バッジカッター
6.パンチ
7.袋詰め:パンチをしたら、ひとつずつ袋詰めへ。
9.物販:当日の物販ではカプセルに入れて販売! 中身は開けてみてのお楽しみ♪
10.物販:オフショットチェキが入った当たりも!
L→R 桜井雄一(Dr)、小高芳太朗(Vo&Gu)、合田 悟(Ba)、山下 壮(Gu)
 今回紹介するのは、LUNKHEADが3月24日に下北沢GARAGEにて開催した『20周年開幕第三弾!!〜「plusequal」全曲披露!熱狂の360度フロアライブ!〜』で販売した缶バッジ“20th Anniversary 卒業バッジクジ”。定番グッズである缶バッジは“お客さんが全種類を集めたくなるもの”を意識して作っていると小高芳太朗は語る。かわいらしいポップなデザインは、小高がメンバーをキャラクター化して描いたもの。まずは手書きでイラストを描き、PCに取り込んで色付けをしていく。

 そもそも小高が絵を描き始めたのは物心が付いた頃からのこと。幼い頃から頻繁に賞を取っていたため、“音楽でメシを食いたい”と母親に話した時には“あんたは絵のほうがまだ食える!”と言われた思い出も…。バンドのジャケ写などで真面目な絵を描くこともあり、そのバリエーションの抱負さはアートワーク全体で嗜むことができる。

 制作過程で一番コツがいる部分はパンチ作業かな?なんて思っていたら、“いえ、その前のバッチカッターで切る作業のほうがはるかに重要ですね”(合田 悟)とバッサリ! 何でも、切る作業が1ミリでもずれると完成した時に余白ができてしまうから、ここは一番慎重になるそうだ。

 栽培キットなど、他にもユニークなアイテムを頻繁に制作しているLUNKHEAD。そんな彼らがグッズを考える時に大事にしているのは、“お客さんがワクワクするもの”。そのために“なるべくメンバー自身がグッズに関わる”ということを意識している。カプセルに入れて販売された今回の缶バッジだが、ファン同士で交換し合う場面もあって、そういった工夫がコミュニケーションの鍵にもなっているのだ。

 そんな彼らが今までで一番大変だったグッズは“バンドスコア”。手元を映したDVD付きで、2曲入りのスコアを小高が手書きしたというが、“地獄だった”と語るほど苦労したそうだ。ボールペンのインクが一本なくなるほど書き込んだスコアはファンにも好評で、“曲ができた時よりも嬉しかった”と達成感もひとしおの様子。

 また、バンドのグッズは人気アイテムの移り変わりが激しいため、事前にイベントでリサーチをしたりと毎回案出しにも気が抜けない。

 今後作ってみたいグッズについて、山下 壮は最近提案したコースターが“みんな使わないんじゃない?”ということでお蔵入りになった未練が残りつつも、コーチジャケットを作ってみたいと話す。合田からは“CDを買ってくれてもプレイヤーを持っていない人が多いからCDプレイヤーをプロデュースしたい”というナイスなアイデアも。そして、小高はというと“やっぱりバンドスコア…”とつぶやいており、努力した分のかけがえなさは大きいようだった。

取材:千々和香苗

LUNKHEAD プロフィール

ランクヘッド:1999年に愛媛県で結成され、04年1月にシングル「白い声」でメジャーデビュー。10年4月にオリジナルメンバーの石川 龍(Dr)が脱退するも、桜井雄一(ex.ART SCHOOL)を迎えての新体制となる。結成20周年となる19年には、4月に12枚目のアルバムとなる『plusequal』を発表。LUNKHEAD オフィシャルHP

OKMusic編集部

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