【仲村瞳の歌謡界偉人名言集】#80 作
曲家・後藤次利の言葉
音楽という武器を使う以上、基本は“カッコ良く”
このインタビューは、後藤次利の18年ぶりのソロアルバム『do not disturb』(2003年9月24日リリース)を出すきっかけとなった話から始まっている。当時の後藤は、作・編曲家や音楽プロデューサーとして大御所といえる地位を築いていたので、意外とも感じられる展開だった。後藤はアルバム制作の理由を「今まで自分の“武器”となっているベースプレーヤーというものを、もう一回やりたいなぁというのがホンネですね」と語っている。音楽業界内の様々な分野で活躍する後藤だが、「14歳くらいで初めて楽器を持った時の気持ちを、いつも思い出すようにしているんです」と、何かに行き詰まったときは、今回の名言に立ち戻るという。このスタンスは音楽以外の分野でも大切なのではないだろうか。
後藤次利(ごとうつぐとし)
1952年2月5日生まれ、東京都出身。作曲家、編曲家、音楽プロデューサー、ベーシスト。大学2年の時、ブレッド&バターのバックバンドにベーシストとして参加。1976年、高橋幸宏、高中正義とともにサディスティックスを結成。1979年、沢田研二の「TOKIO」の編曲を担当し、『第22回日本レコード大賞編曲賞』を受賞。1980年代には、一世風靡セピア、近藤真彦、シブがき隊、中森明菜、吉川晃司、とんねるず、おニャン子クラブ、工藤静香などに、作曲家や編曲家として楽曲を提供しヒットに導く。1983年、CBSソニー専属のアーティスト兼プロデューサーとなる。ミニアルバム専門レーベル『FILTZBEAT』 を立ち上げ、レベッカなど新しいタイプのミュージシャンを輩出する。1994年、ニュース番組『NNNきょうの出来事』(日本テレビ)のテーマ曲「file」を提供。2003年、山木秀夫とともにインストゥルメンタルユニットgymを結成。2004年、斉藤ノブ、藤井尚之とインストゥルメンタルユニットNon Chordsを結成。現在は、東京スクールオブミュージック専門学校や大阪スクールオブミュージック専門学校などで講師をつとめ新人アーティストの育成に尽力している。
アーティスト
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