【M!LK インタビュー】
新生M!LK、決意のスタート
L→R 吉田仁人、山中柔太朗、曽野舜太、板垣瑞生、佐野勇斗、琉弥、塩﨑太智
8月に新メンバー3人を迎え、7人組ヴォーカル&ダンスユニットとして新たなスタートを切ったM!LK。力強いアッパーチューン「Over The Storm」を第一弾シングルとして発表し、既存のイメージを一掃してみせた彼らの真意とは?
新体制になって3カ月。M!LKはどう変化しました?
塩﨑
7人になって、よりダイナミックにステージを使えるようになりましたね。MCで横に並んだ時に端まで遠いのは寂しいけど(笑)。
佐野
若い3人が入ってきたことでフレッシュさが増しましたし、既存メンバーの仲もより深まったというか。
吉田
今までの“仲良く楽しくやれればいい”っていうスタンスが、“もっとちゃんとやっていかなければいけない”という意識に変わったんです。太智とか急にお兄ちゃんになって、背中を見せるようになったし。
板垣
体制が変わったのを機に、仁人も今まで以上に活き活きするようになりましたね。
それも加入した3人が魅力的だからですよ。例えば曽野さんは天然王子担当ということですが、どのへんが?
吉田
とにかくチャレンジ精神旺盛で、無邪気に何にでも飛び込んでいくんです。でも、普通は間違えないようなことを間違えたり、“大丈夫か?”と心配になるようなことをしたり。
琉弥
ダンスレッスン中に手がぶつかって流血してるのに、“血が出た”ってニコニコしてたりね(笑)。
佐野
クール王子担当の柔くん(山中の愛称)は、3人の中で一番お兄ちゃんなんですよ。僕らのいないところで先輩メンバーに対する在り方だとか、活動に対する取り組み方を新メンバー内で話してくれていてすごく大人。
山中
でも、それがバレちゃってるんだから(笑)。琉弥はお色気王子担当だけあってパフォーマンス中の色気がすごい。
曽野
怖いもの知らずだし、彼は人を惹き付ける天性の才能があるんですよ。
ブログもまめに更新されていますよね。
塩﨑
新メンバーがブログを始める日に琉弥が“僕、毎日あげます!”って言い出したから、“じゃあ、どれだけ続くかやってみよう!”っていう話になったんです。
佐野
この前ふたりで遊びに行った時は“ブログ…”って頭抱えてたけどね(笑)。
琉弥
違う! その時は“勇斗くんとせっかくご飯食べに来てるのに”って思っちゃっただけ! 全然余裕です!
(笑)。そして、新体制としての第一弾シングル「Over The Storm」はこれまでのかわいらしいイメージを覆すアグレッシブな楽曲で、まさしく新しい一歩を踏み出すにはぴったり!
吉田
曲を聴いた時は衝撃だったんですけど、僕ら自身ももう1回ゼロから始めようと決めていたので、“食らい付いていかなきゃ!”という気持ちでいっぱいでした。それにサビでは強気なことを歌いつつ、Bメロでは“俺たちはファンあっての存在なんだ”ということも書かれているんですよ。
佐野
初披露したのが『EBiDAN THE LIVE 2018 ~Summer Party~』(8月28日&29日@東京国際フォーラム ホールA)だったんですけど、初日は新メンバー加入を発表した直後のパフォーマンスだったんで、ファンの中にも戸惑いがあって。正直、自分との闘いだったけど、2日目はすごく温かく迎えてくださって。ひとつの大きな壁を乗り越えられたことで結束力も深まりましたし、結果的にいいライヴになったと思います。
“どんな困難があっても乗り越えていくんだ”という歌詞のメッセージに説得力が出て、とても頼もしかったです。サビの《ついてこい》も力強くて印象的ですよね。
板垣
あそこはエンジニアの方とも相談して、いろんなバージョンを録ったんですよ。結局CDではストレートな感じになりましたけど、ライヴでは感情フルスロットルです!
曽野
そのライヴで聴く瑞生くんの生声がカッコ良くてたまんないんです! そこから《ハジマリは此処から》って全員で歌うのも好き。
佐野
サビからラストの追い込みはド直球で勝負してる感じが男らしいし、かわいいM!LKから成長した僕らの決意表明とも言える部分ですね。歌い出しの柔くんの《Wow》も魂の叫びみたいに聴こえるし。
塩﨑
すごく歌声がいい。第一声だから緊張するでしょ?
山中
初披露の時、直前に唾3回飲みました。僕、カッコ良い曲って観てるだけで涙が出てくるんで、この曲でもそれくらい魅せたいですね。まぁ、コンセプトの“変幻自在”はそのままなので、次はどうなるか分からないですけど(笑)。
琉弥
先輩メンバーのレコーディングも見学させてもらったんですけど、やっぱり僕らとは何かが違うんですよ。これからの活動で、その違いを見つけていきたいです。
対して、カップリングの「Brave Saga」(TYPE-A収録)はファンと一緒に踊れる曲という、なかなか対照的で。
板垣
今までになくスカッとするというか、一緒に歌うことを目的にして作った曲なんですよ。
吉田
盛り上がりソングでありながらメッセージ性も強くて、将来大きなステージに立てた時に聴いたらグッときそう。
山中
《選んだ答えを確かなTreasureにしよう》という歌詞の通り、7人になったことも今後の活動で正解だったと証明したいですね。「ハロー!」(TYPE-C収録)もクラップしながら歌ってほしい曲で、「Feel Alive」(TYPE-B収録)はジャズっぽさもあるきれいな曲なので、僕らが歳を重ねていくごとに説得力が出ると思います。
琉弥
全部共感できる曲なので、プライベートでもよく聴いてます! 僕、M!LKの曲がすごく好きなんですよ。
11月には東京と大阪で新体制初のワンマンが行なわれますが、新たな曲と既存曲がどう融合するのか楽しみです。
吉田
ちょうど結成4周年でもあるし、今までの曲はそのまま雰囲気を壊したくないですね。どんなライヴになるのか楽しみにしておいてください。
板垣
もしかしたら新曲も出るかもしれないし…
曽野
そこは来てみてのお楽しみです!
取材:清水素子
「Over The Storm」MV
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