【ギルガメッシュ】『ギルガメッシュ
WORLD TOUR 2011 “Here we go!!”
JAPAN TOUR』2011年6月26日 at Zep
p Tokyo

撮影:平沼久奈/取材:ジャガー

久しぶりに行なわれたワールドツアーで吸収するものが多かったのだろう。ステージ上に現れた瞬間から風格を漂わせていた。いざ、ライヴが始まると、一発の重みが増したドラム、ざらついた唸り声を上げるベース、絶妙にカットインしてくるギター、ますます狂暴になったサウンドと渡り合うヴォーカルとメンバー個々の主張も豊かになっている。派手な装飾や演出に頼らず、生身でぶつかっていくライヴにオーディエンスの熱気も上昇するばかり。最大級のライヴハウスでもいつものように熱狂の渦。着実にバンドの地盤を固め、その上にさまざまな要素を丁寧に咀嚼し、身に付けた結果を最高のかたちで披露していった。そして、左迅(Vo)が“音楽にまっすぐに、正直に向き合っていくから付いて来いよ”と最後に残した言葉。ライヴ後に改めて今後の彼らを想像すると胸が高鳴る。



セットリスト

  1. ※Opening
  2. destiny
  3. EXIT
  4. sunrise
  5. evolution
  6. ALIVE
  7. Challing
  8. driving time
  9. イノチノキ
  10. 見えない距離
  11. COLOR
  12. Endless wing
  13. CRAZY-FLAG
  14. ※now (intro)
  15. bit crash
  16. DIRTY STORY
  17. MISSION CODE
  18. Never ending story
  19. pray
  20. arrow
  21. shining
  22. Break Down
  23. 再会

ギルガメッシュ

04年3月に、左迅(サトシ)(vo)、弐〜ニィ〜(g)、愁〜shuU〜(b)、Яyo(リョウ)(dr)の4人で現在の道を歩み始める。08年1月に初のヨーロッパ・ツアーを行い、『stupid tour '08』と銘打たれた国内ツアーと合わせて全38公演を敢行。08年11月からスタートした『“CRAZY TOUR 08-09”IN JAPAN』では、日本全国47都道府県を駆け抜け、ファイナルの渋谷AXでは超満員のファンの前でギルガメッシュ=ライヴ・バンドの名前に相応しい最高のパフォーマンスを披露した。その後、『CRAZY TOUR』はアメリカやヨーロッパにも及び、2度目となるヨーロッパ・ツアーでは7ヶ国で約7,000人ものファンを魅了した。

そして度重なる作品リリースは、ライヴのためにあると言っても過言では無い。彼らの楽曲リリースとライヴ開催はイコールで繋がっているのだ。06年9月に1stフル・アルバム『13's reborn』、07年12月に2ndアルバム『Girugamesh』、08年11月3rdアルバム『MUSIC』と立て続けにアルバム形態のみを発表。09年には彼ら最大の魅力と言えるライヴを収録したライヴDVD『CRAZY CRAZY CRAZY』をリリース。様々なジャンルの要素を融合させ、ギルガメッシュ独自のスタイルを確立している彼らは、まさに世界標準となり各国で高い支持を得ている。

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