【かりゆし58】日常のありふれた場面
から感じる相手への愛しさを描写
L→R 宮平直樹(Gu)、前川真悟(Vo&Ba)、中村洋貴(Dr)、 新屋行裕(Gu)
取材:ジャガー
前川
『ナナ』は人生の中で最も大切なもののひとつ、“結婚”への決意を歌ったプロポーズソングなので、真っすぐな想いをリアルに詰め込みました。瞬間、瞬間の胸の高鳴りではなく、一生を通して共に生きていくという穏やかながらも揺るぎない決意を伝えるために、日常のありふれた場面から感じる相手への愛しさを描写しています。
誰にでも起こり得る、ごくごく平凡な日常が綴られている。歌声を押し出す、優しいサウンドもあって、安らぎを感じさせる曲だ。
前川
今回のサウンドのコンセプトとして、“寄り添いながらゆっくりと歩いてるテンポ感”というのを大切にしました。それをバンドで試行錯誤しながら完成させていきました。散歩しながらお喋りしている時の言葉みたいに、ごく自然に歌が皆さんの元に届いたらうれしいです。
新屋
ハモンドオルガンを入れてみたんですけど、自分たちでも予想外な新鮮なサウンドに仕上がりましたね。
一転、「風の唄い人」は疾走感あふれるナンバーで、ライヴを彷彿させる。
新屋
ギターソロは、いいアイデアが久しぶりに降りてきたんですよ!! みんなの意見を聞く前から“俺はこれをやる! はい、決定!”みたいな、勢いで押しました(笑)。
メロディーとは裏腹に歌詞がすごく悲しい「青いバス」は、青春を思い出すような、甘酸っぱい気持ちにさせながら、恋をする素晴らしさを教えてくれる。
前川
ただ失恋の切なさや悲しさを描きたかったわけじゃないんです。例えば、結婚に行き着くまでにはいくつかの恋愛を経ていくじゃないですか。もし5回目の恋愛で結婚を決意するとすれば、4回分の失恋や別れを通るわけです。それは幸せなゴールへ向かう旅の途中の風景なんだよってことを言いたくて。なので、『青いバス』は場面ごとにさまざまなサウンドを取り入れ、たくさんの風景が入り混じった感じにしました。言わば『ナナ』へとつながる旅の歌です。
愛に満ちた作品となったが、自分としてはどういう手応えを得たのだろうか。
中村
27年分の愛を一枚に詰めた気がします。このCDを聴いた皆さんと共感できるとうれしいです!!
アーティスト
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