【かりゆし58】『ハイサイロード 〜
大金星〜 2014-15』2014年11月7日 a
t 赤坂BLITZ

撮影:権代光博/取材:石田博嗣

 “近くにいる人に対する愛しさだったり、大事にしたいという姿勢だったり、それをそのまま歌詞にしながらアルバムを作りたい”という思いで制作された新作『大金星』のリリースツアー。演者にとって初日公演は否が応でも緊張してしまうものだが、赤坂BLITZは終始アットホームな空気に包まれていた。それは観客ひとりひとりが彼らを迎え入れ、心を全開放して楽曲を受け止めていたからだと言える。前川真悟(Vo&Ba)が思わず口にした“俺たちのライヴの自慢、(フロアーを差して)人”や、最後に残した“今までやったどのライヴより、今日が楽しかったぜ”という言葉が、この日のライヴがどれほど温かいものだったのかを物語っていた。

 まずステージに表れた前川が“初日は怖いよ、緊張もするよ。それは自分が今、新しいことを始めていることの証”と前口上。いかにも彼らしいポジティブな言葉だ。そして、『大金星』の収録曲を中心にさまざまなナンバーを矢継ぎ早に披露。疾走感のある楽曲でフロアーを焚き付け、爽快なナンバーで踊らせ、ハートフルなナンバーで心を温める…いつも通りのライヴが展開されていく。ツアー初日とはいえ、新作のリリースから1カ月が経っているということで、新曲であっても浸透率は高く、観客は演奏される一曲一曲に呼応し、その笑顔がメンバーの高揚感を煽る。

 また、この日実感したのは、若干グダグダ気味のMC(笑)も含めた、メンバー内の空気の良さ。前作『8』から前川以外のメンバーも楽曲を手がけるようになり、バンドとしての絆が強まったわけだが、前作のツアーや今作の制作を経て、より強固になったこと、それが自然なものになったことがうかがえる。“近くにいる人”はメンバーであり、ファンだということだ。

セットリスト

  1. 現在ツアー中のため、セットリストの公表を控えさせていただきます。
かりゆし58 プロフィール

カリユシゴジュウハチ:2005年4月に沖縄で結成。06年2月にミニアルバム『恋人よ』でデビュー。同年7月にリリースした「アンマー」が多くの共感を呼び、日本有線大賞新人賞を受賞。11年発表の初ベストアルバム『かりゆし58ベスト』はオリコンアルバムチャート1位を記録。沖縄音階にロック、レゲエをチャンプルーしたサウンドと、飾らない言葉でメッセージを発信し、世代を超え人気を呼んでいる。沖縄で生まれ育った彼らならではの“島唄”を全国に向け歌い続け、2016年でデビュー10周年を迎える。かりゆし58 オフィシャルHP
かりゆし58 オフィシャルTwitter
かりゆし58 オフィシャルFacebook

OKMusic編集部

全ての音楽情報がここに、ファンから評論家まで、誰もが「アーティスト」、「音楽」がもつ可能性を最大限に発信できる音楽情報メディアです。

連載コラム

  • ランキングには出てこない、マジ聴き必至の5曲!
  • これだけはおさえたい邦楽名盤列伝!
  • これだけはおさえたい洋楽名盤列伝!
  • MUSIC SUPPORTERS
  • the Homeground
  • Key Person
  • 気になるワードでディグる! 〇〇なMV
  • PunkyFineのそれでいきましょう!~V-MUSICジェネシス日記~

ギャラリー

  • Tsubasa Shimada(PRIZMAX) / 「Wet Crate」
  • SUPER★DRAGON / 「楽楽★PAINT」
  • Yun*chi / 「Yun*chiのモヤモヤモヤ」
  • OLDCODEX / 「WHY I PAINT ~なぜボクがえをかくのか~」
  • 魔法少女になり隊 / 「魔法少女になり隊明治のあったりなかったり」
  • みねこ美根 / 「映画の指輪のつくり方」
  • 嘘とカメレオン / 「猫を抱いて蝶と泳ぐ」
  • エドガー・サリヴァン / 「東京文化びと探訪」

新着