【超特急】“ダサカッコ良い”を超え
た超弩級の5周年シングル
写真左より時計回り、コーイチ、リョウガ、ユーキ、ユースケ、タカシ、タクヤ、カイ
ユーロスターとのコラボで話題のシングル「超ネバギバDANCE」。多彩な要素を飲み込んだ“らしさ”と進化を落とし込み、まさに超特急な勢いを実感させてくれるダンスチューンだ。5周年に“ネバギバ=Never Give Up”な心意気を示す彼らに乗車せよ。
取材:清水素子
結成5周年の記念シングルということで、MVの撮影はロンドンで行なわれたりと、今回の「超ネバギバDANCE」はかなり気合の入った作品になっていますね。
ユースケ
MVとジャケットを海外で撮影するなんて、初めての経験だったんですよ。ライヴに参加することを“乗車”と言ったり、何かにつけ電車を推してきた僕らとしては、ヨーロッパの超特急であるユーロスターと一緒にコラボできて、5周年に相応しい作品になったと思います。
タクヤ
曲を最初にもらった時は、正直“え?”とびっくりしたんですけどね。ヴォーカルの歌が入って、カッコ良さとダサさと可愛いところがテンコ盛りになったダンスの振り付けができていく内に、“これは超特急にしかできない”“すごく進化した超特急だな”って感じたんですよ。
同感です。曲もダンスも超特急の“ダサカッコ良い”個性が満点なのに、それを超えた新しい感覚がありますから。
ユーキ
センターを決めずに、7人全員の力でひとつの作品を届けていくというスタンスは、確かに新しいですね。変顔からいきなりカッコ付けたりとダンスも感情の起伏が激しいし、特にMVは“ダサい”と“カッコ良い”が両極端なんですよ。7人でひたすらロンドンの街を行進しているかと思えば、急にカッコ良いソロダンスが差し込まれていたり。僕は車がビュンビュン走ってる道路の間でも踊りました。
カイ
僕が撮影してた時はカメラが回ってるからって、近くでたむろしてた悪ガキたちがノリ良く入ってきてくれたんです。それもロンドンだからこそのミラクルですね。
リョウガ
前向きな歌詞も超特急にぴったりだし、最初は合成かと思わせてコーイチが本物の街の中に出て行くとか、チープな感じから急に裏切るのも超特急らしい。で、最後にユーロスターの前で踊るという流れにグッとくるんです。
コーイチ
自分が飛び出すところで、ラストの歌詞にもある“時代の幕開け”の空気が出るから、僕はビッグベンを後ろに心強い気持ちでやれました。楽曲自体、現代のEDMからユーロビートにディスコと、いろんなジャンルに挑戦してきた超特急だからこその多彩な要素が混じっていて。さらに超特急がバージョンアップして、パッと光が差し込んで新しい色を与えられたような感覚があるんです。
時代をまたいだ要素があるからこそ新しさもダサさもあるし、どの世代にも響くものがある曲になりましたよね。
タカシ
カッコ良いとダサいっていう矛盾したものが、ちゃんと理にかなったかたちで同居してる曲なんですよ。その上でライヴではめっちゃ盛り上がれる曲なので、特に全員でコーラスを入れてるサビは一緒に手振りとかコールをして楽しんでいただきたいです。コーラス録りの時も厚みを出したいからって、声の大きいユースケだけ何回も歌ったんですよ。
ユースケ
大きすぎるから後ろに下がってとも言われつつ、スタジオからライヴの感覚が味わえて楽しかったです。
カイ
カップリングも含め、今回はライヴの厚みが増すシングルになったと思うんですね。個人の活動やメディアでの露出を通して多くの方の目に触れる機会が増えてきたからこそ、アーティストという部分をより強くしていきたいんですよ。やっぱり僕らはライヴをするために作られたグループなので、まずはライヴを楽しいものに仕上げることが大前提だし、ライヴを一番の軸にしていきたい。その上でテレビや雑誌をきっかけに会場に来てくださった方々に、超特急のライヴって楽しいんだ!と気付いていただけたらいいなと。
嬉しいお言葉です。カップリングの「gr8est journey」も本当にいい曲で、聴いていて泣きそうになりました。
リョウガ
分かります! 何か込み上げてくるんですよね。
タカシ
壮大な感じで表題曲とはまた違う前向きさがあって、8号車(ファンの愛称)を含めた“みんなの歌”っていうイメージが強いんですよ。なので、ツアーで歌うのが楽しみ。
ユースケ
うん。みんなでひとつになれる楽曲だと思う。
タクヤ
4月29日から始まるツアーのテーマ曲なので、この曲と一緒にツアーを最高の旅にしたいですね。
ユーキ
上手い! もう1曲の「PAPAPAPA JUMPERS」は超特急最速の曲なんで、ヴォーカルもすごい早口言葉になっていて。
コーイチ
特にサビの後半がリズム取りにくくて苦戦しました。でも、“人生はあっと言う間なんだから、苦しいことは忘れて今を楽しもう”っていう、まさにライヴでこそ届けたい曲なので、会場中でひとつになって跳びたいです!
タカシ
速すぎて、たぶんコケるで(笑)。
全国ツアーも完売公演続出で、開幕直前の4月27日には国立代々木競技場 第二体育館でのフリーライヴも決定。6月14日には日本武道館での追加公演と、この先が楽しみですね。
コーイチ
日本武道館という全てのアーティストが目標にしている場所に、ツアーの真っ最中、しかもCDデビューから5周年になる6月10日を迎えたあとすぐに立てるっていうのは嬉しいですね。
カイ
とはいえ、ファイナルではないですから、5周年を通過地点に、さらにその先に進めるスーパーな公演にしたいです。
ユーキ
一回一回の公演に、その日にしかない“何か”を用意してますし。春から夏に季節もまたぐので、もしかしたら季節に合った曲も観せるかもしれません!
8月8日に東京国際フォーラム ホールAでのファイナルが終わった時、どれだけ変化した超特急になっているんでしょう?
タクヤ
でも、変わらない超特急でいると思いますよ。いろんな試練を乗り越えることは当たり前ですし、初開通の場所も多いので、よりたくさんの8号車の方々に会いに行けるっていう、変わるのはそこだけです。
カイ
僕たち自身は何も変わらないですからね。
リョウガ
そうですよ。所詮、僕らもただの人間ですから!
アーティスト
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