最後まで痛かったアイドリング!!! 活動休止は必然だった!?
周知のとおり、10月31日をもって全員グループを卒業という形になるアイドリング!!!。2006年10月に結成されて以来、まる9年にわたって地道に活動を続けてきたわけだが、AKB系グループやハロプロ系グループなどに比べ、極端に印象が薄いのは否めないところ。
「2009年12月以降にリリースした15枚のシングルはいずれもオリコンのベスト10に入っていますが、世間的に知られた曲は皆無といっても過言じゃない。ソロとしては谷澤恵里香、菊地亜美らがブレイクしましたが、元AKBとしてしっかり認知されている前田敦子や大島優子らと違い、彼女らが元アイドリング!!! として世間でどれだけ知られているかは微妙なところ。結果的に一番注目されたのは、2009年4月にAKBとコラボした“AKBアイドリング!!!”だった気もしますが、アイドリング!!! 史上最高位のオリコン2位を記録した同グループのシングル『チューしようぜ!』を憶えている者は、アイドル・ファン以外ではほとんど皆無でしょう」(アイドルライター)
先頃、メンバー4人(朝日奈央、大川藍、酒井瞳、横山ルリカ)が出演した『めちゃイケ』の特番では、「フジテレビ一押しのグループだったのに押してくれなかった」「他局で使ってもらえなかった」「『FNS歌謡祭に出させてやるよ』と言われて喜んでいたら、お客さんとしてテーブルに座らされただけだった」など、卒業を目前に控え、ここぞとばかりにフジへの不満を爆発吐露。大きな話題を呼ぶことになった。
「まあ、半分本音半分ネタといったところでしょうが、AKBのようにシングルが大ヒットすれば、他局でも登場させざるえなかったはずで、要は売れなかっただけのこと。実際、くだんの谷澤や菊地は、フジ以外の局の番組にガンガン出ているわけで、単に需要がなかっただけと言わざるをえません」(同氏)
彼女らの印象深い一件といえば、2012年に大磯ロングビーチのキャンペーンガールに選ばれた際、お披露目イベントでメンバーの大半が水着姿を披露せず下半身にパレオを巻いて登場、やる気のない(ように受けとられた)表情や姿勢で、ブーイングを招いたのが挙げられたりもするが。
「その辺の柔軟性のなさがAKB系グループとの大きな違いとも言われました。結局、プロのアイドルとして視野を広げられず、レギュラー番組での身内ノリに終始したのが活動休止の一因でしょう。今後はメンバーの大半がソロとして活動していくわけですが、各自どこまでファンや世間の需要に全力で応えられるかが鍵となるでしょうね」(別のアイドルライター)
元アイドリング!!! の肩書きに期待が持てない以上、各自一から出直すつもりでやるしかないだろう。はたして、谷澤、菊地に続いてお茶の間ブレイクする者が現れるのか、それなりに(笑)注目したい。
（文・三橋りの）
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