片山 遼

2年振りのシングルをリリースしたばかりのシンガーソングライター、片山遼。そこには閉ざした心の扉をノックするような切なくて温かい世界が広がっているーー。 取材：山本弘子

　2年振りのシングル「かくれんぼ／夢の扉」がオリコンインディーズチャート10位を獲得したシンガーソングライター、片山遼がCD購入者特典ワンマンライヴを行なった。5人編成のバンドをバックにハンドマイクで登場した片山は生き生きした仕草と表情で歌い、中盤のアコースティックセットでは友人の結婚式に贈ったというウェディングソングも披露。バンドスタイルに戻り、アコギを弾きながら歌った後半では手拍子や歓声に包まれ“最高！”“楽しい！”を連発。メロディーと歌詞が情景とともに溶け出していく洗練されたポップチューンを届けた。本編ラストは彼のライフソング「約束の場所」。ひとりで日本中を回った時の出会いに触れ、“いつか、ここが約束の場所ですと言える日を目指して歌っていきたい”と話し、Wアンコールまでかかる盛り上がりとなった。