【インタビュー】YOU(足立祐二)「久しぶりにヤル気モード、DEAD ENDもやりますよ」
DEAD ENDのギタリストであり、数々のバンド経験やセッションと並行してソロ活動も行っているYOU(足立祐二)が、4作目となるソロ・アルバム『ANDROMEDIA』を3月13日にリリースする。
長きにわたって絶品の音色とフレージングで多くのリスナーを魅了し、ミュージシャンズ・ミュージシャンとして多くのギタリストから多大なるリスペクトを受け続けているYOUが放つ新作インストゥルメンタル・アルバムとはどういうものか、話を聞いた。
──ソロ・アルバムとしては6年ぶりですね。
YOU:発売日が何度かずれてね、最初は2018年10月を予定していたんですけど、それが今年の1月になり3月になり。だから発売に至って本当に良かった。僕の作業の遅れもあってレコード会社の方も「本当に出るのかな?」って心配やったと思うんです(笑)。ホッとしてますよ。
──アルバム制作の話はいつ頃からあったのですか?
YOU:3年くらい前だね。その打ち合わせの時に、「以前にやっていたTERRA ROSAが実はちょっと復活して、東名阪でライブをやる」という話を何気なしにしたら、レコード会社が「TERRA ROSAと言えばウチじゃないですか。なぜ、その話をうちが知らないんですか」って事になり(笑)。再結成でもないし「久しぶりに何かやろうかな?」くらいの軽い感じだったんだけど、「ライブ・レコーディングをして、是非ライブ盤を出しましょう」という事になって、ソロ・アルバムの前にTERRA ROSAのライブ盤のリリースが先になったんです。
──『ANDROMEDIA』はどのような作品になりましたか?
YOU:DEAD ENDもソロも特に差別化はないんだけど、ジャケットについて言えば『You's Alien』『Maniac Love Station』と『ANDROMEDIA』の3枚は3部作なの。楽曲とかアルバムがトータル・コンセプトになってるわけではなくて、あくまでもジャケットの話ですけど。
──たしかに3枚とも宇宙な感じですね。
YOU:そう、『You's Alien』のジャケットはカプセルのギターが飛び出して行くもので、『Maniac Love Station』は、Maniac Love Stationという名の母船がアンドロメディア星にたどり着いたって事なの。でもそこは、自分が求めていた世界ではなくて荒廃していて。僕は、このアルバムで3部作を完結する予定だったんですけど、まだ荒廃した世界だったので、話は続きそうなんですよね。
──では、次の作品もまたあるわけですね?
YOU:僕は次もすぐに作りたいですね、曲はたくさんあります。
──それは楽しみですね。今回の参加プレイヤーはどういうメンバーですか?
YOU:ドラムのANNIE(菊地英二 / THE YELLOW MONKEY)は10年くらい前に、河村隆一くんの仕事を一緒にやっていたドラマーです。凄く仲良しになって、「ちょっとライブやってみる?」って実際にライブをやってみたらやっぱり面白くて良いドラマーでした。長谷川くん(長谷川淳 / GERARD , DED CHAPLIN)は、凄くいいベース・プレイヤーだからANNIEに紹介して「この3人でちょっとやってみる?」から、よくライブをやるようになった。日常的にライブをやってる3人だから、自然でバンドっぽいかなと思ってますよ。
──インストなので歌詞はありませんが、曲のタイトルはどのようにして考えるのでしょうか。