清木場俊介、
デビュー20周年を締め括る
日本武道館公演で
EXILE ATSUSHIと共演!

『KIYOKIBA SHUNSUKE 20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”〜THE FINAL〜』

清木場俊介が12月3日(土)・4日(日)の2日間にわたって、東京・日本武道館で『KIYOKIBA SHUNSUKE 20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”〜THE FINAL〜』を開催した。

自身のデビュー20周年を締め括るというテーマのもと、2021年9月に『20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”』、12月には『20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH” 〜ROAD TO BUDOKAN〜』と題したライブを地元・山口県にて行った。その“BIRTH”シリーズの集大成として走り出したのが本ツアーだ。

清木場が日本武道館のステージに立つのは、2011年4月24日開催の『ROCK&SOUL 2010-2011 TOUR FINAL-』以来、約11年ぶり。感染症のパンデミックによる3度の延期を乗り越え、辿り着いた日本武道館公演には、2日間合わせ全国から約2万人の仲間(清木場ファンの呼称)が集結した。

開演時刻よりも前にオーディエンスからの手拍子が場内に響くなか、定刻を迎えると会場内のスクリーンへ20年間の軌跡を辿るようにデビュー当時からのライブ映像が映し出される。清木場がステージに姿を現すと会場内のボルテージは急上昇。オーディエンスの手拍子にバンドサウンドが重なり、力強さが増していくのを感じた。

パワフルな歌声とバンドサウンドに呼応するように、場内にはたくさんの拳が上がる。アップテンポなナンバーが続く前半戦で、一気に会場の一体感を高め、観客の体を全力で揺らした。喜びや痛み・苦しみ・迷いなど人生の感情を表現するために選曲したという今ツアーのセットリスト。20周年の締め括りにふさわしい楽曲の数々に“仲間”も聴き入り、酔いしれる。“これが最後の武道館にするつもりだったけど、絶対にまた演りたいですね”と清木場は次なる展望を口にし、観客を沸かせる場面も見られた。

『KIYOKIBA SHUNSUKE 20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”〜THE FINAL〜』

“上手くいかないことや失うことの方が多かった”と自身の歩みを振り返り、“ライブというこの場所で皆んなと繋がれることが一番幸せでした”“20年間ここまで唄えてこられたのは皆んなのおかげです”とファンに感謝の言葉を告げ、唄い始めた本編最終曲は圧倒的な熱量と艶のある唄声で会場内を包み込み、ゆっくりと本編の終了を迎える。

まだ聴いていたいと言わんばかりに鳴り続けるオーディエンスからのアンコールの拍手。その拍手に応えるように、場内スクリーンには清木場の楽曲「友へ」と共に公演のゲストであるEXILE ATSUSHIとの特別映像が流れ出す。映像が切り替わるのにあわせてざわめきも増していき、会場内の期待感も最高潮に。ステージ両サイドに2人が現れると、日本武道館の温度が一気に上がった。
 
EXILE ATSUSHIを迎えてのアンコールは「EXIT」からスタート。2人はステージ上を歩きながら、久しぶりの共演ということを感じさせないほど楽しげに伸びやかな唄声を重ねる。続く「Carry On」や、2016年8月開催の『EXILE ATSUSHI LIVE TOUR 2016 “IT’S SHOW TIME!!”』に清木場がゲストとして出演した際に披露する予定だった幻の曲「The Impossible is Real〜My Lucky Star〜」、EXILEのSHUNとして収録した最後のアルバム『ASIA』に収録され、在籍時代にはライブで歌唱することのなかった「永遠」の計4曲を披露。曲が終わると楽曲にまつわるエピソードなどを笑顔で語り合う姿が印象的だった。

『KIYOKIBA SHUNSUKE 20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”〜THE FINAL〜』

ゲストであるEXILE ATSUSHIを笑顔で送り出し、ステージに1人残った清木場は“またATSUSHIと一緒に唄う機会をいただけて幸せでした”と来場したファンや関係者へ感謝の言葉を告げ、“約束の場所”日本武道館での公演最終曲へと移る。“ずっと大切にしている曲を”と前置きしてから唄い上げた楽曲は、2日間の締め括りにふさわしく、力強くもとても温かい唄声だ。なんとも心地良い時間が流れていた。

最終曲を終え、清木場がファンへの感謝を込めて深くお辞儀する間も会場内の拍手が鳴り止むことはない。割れんばかりの拍手が送られる中、“一歩ずつ一歩ずつ前に進んで、やっと今日を迎えられて本当に幸せでした”と2日間の公演を振り返る清木場の目には涙が浮かんでいた。

『KIYOKIBA SHUNSUKE 20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”〜THE FINAL〜』

清木場ライブでは恒例の“3!2!1!ロック最高!”の掛け声も、新型コロナウイルス感染症対策のためファンは声を出すことはできなかったが、清木場が考案した独自の方法で実施。大勢の笑顔に囲まれながら、清木場は名残惜しそうに一人一人に視線を向け、手を振って挨拶し、感動的な余韻を残して公演の幕を閉じた。

ツアーは今後 大阪・福岡と続き、12月24日(土)の山口・KDDI 維新ホールでファイナルを迎える。ライブでしか味わえない“唄い屋”清木場俊介の熱量と感動を、ぜひ身をもって体感してほしい。
Live photo by TAKASHI KONUMA
Text by 安藤夢見

『KIYOKIBA SHUNSUKE
20TH ANNIVERSARY LIVE “BIRTH”
〜THE FINAL〜』

12月15日(木) 大阪・グランキューブ大阪 メインホール
open 18:00 / start 19:00

12月17日(土) 福岡・久留米シティプラザ ザ・グランドホール
open 17:00 / start 18:00

12月24日(土) 山口・KDDI 維新ホール
open 17:00 / start 18:00

<チケット>
大阪/福岡/山口公演:S席¥8,500(税込)
※未就学児童入場不可。6歳以上チケット必要。
※S席:お一人様1公演4枚まで

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