東京フィル、6月定期演奏会はロシア
・バレエ2演目 特別客演指揮者ミハ
イル・プレトニョフを迎え開催

東京フィルハーモニー交響楽団が、特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフを迎え、2022年6月の定期演奏会を6月8日(水)、9日(木)、12日(日)に開催する。
今年3月、コロナ禍による入国制限を経て2年半ぶりに来日を果たし、スメタナ『わが祖国』で感動を呼び起こしたミハイル・プレトニョフ。6月定期演奏会の演目は、プレトニョフこだわりのロシア・バレエ2演目だ。
東京フィル特別客演指揮者ミハイル・プレトニョフ (c)上野隆文
前半は今年90歳を迎えるソヴィエトの作曲家・シチェドリンの「カルメン組曲」。ビゼーの傑作オペラ『カルメン』を題材に、作曲者の妻でたびたび来日しバレエ・ファンを虜にした名バレリーナ、マイヤ・プリセツカヤのために編まれた、20世紀の古典ともいえるバレエ音楽作品だ。
生誕90年を迎える作曲家シチェドリン(1932-)(Reprinted by kind permission of Boosey & Hawkes)
後半はバレエ史上屈指の名作、チャイコフスキー『白鳥の湖』。壮大なバレエ全曲版から、プレトニョフ自身の視点で編みなおした特別編曲版で演奏。本作ならではの旋律美と華麗な色彩を、ピアニスト・作曲家・指揮者として活躍するマエストロの作りあげる雄大な響きで堪能できる。
東京フィルハーモニー交響楽団 (c)上野隆文