【八木海莉 インタビュー】
EP全体を見た時に、
歌詞も曲調も“水分”が多いと思った
八木海莉
YouTubeチャンネルでの弾き語りカバー動画で注目を集め、TVアニメ『Vivy -Fluorite Eye's Song-』の主人公・ヴィヴィの歌唱を担当し話題を呼んだ、シンガーソングライターの八木海莉。昨年12月に「Ripe Aster」でデビューした彼女が初のEP『水気を謳う』を発表する。ファン待望の「お茶でも飲んで」を初収録し、自身の詞曲のナンバーで構成した渾身作だ。
15歳で広島から上京、
手探りの曲作りでした
現在19歳の八木さんは15歳で広島から上京されてアーティスト活動を始められましたが、オリジナル楽曲の制作はどうやって始めたんですか?
上京して1年目は、まず“東京に慣れよう”というところから始まりました。TwitterやInstagramでは動画をアップしていたんですが、他にも観てもらえる場所がないかなと思った時に、YouTubeで新しい曲やアーティストに出会ったりしていたので、自分でもYouTubeにアップしてみました。曲作りは高校2年生の時、周囲の方に提案していただいたんです。やれることはやってみようということで、言われたその日のうちにミニ鍵盤を買って手探りで曲作りを始めました。まずは既存の好きな曲を聴いて、コピーをしてみるところからスタートしました。ギターは中学2年生ぐらいから始めたのですが、独学でギターを練習していて。リズムを打ち込むために、ドラムは触ったことがなかったので楽器屋さんに行って、ドラムに触れてみたりもしたんです。
曲作りはどんなふうにされているんですか?
映像をイメージして作っています。シーンがいくつか頭に浮かんで、それを曲に広げていくという感じですね。歌詞はそのイメージから引き出しています。怒りや不満を抱いている時のほうが言葉や感情が生まれてきやすいので、曲を書きやすかったりもしますが、その中にもちょっと希望が見えるというか…前向きな歌にしようとは心がけていますね。
八木さんが感じる曲作りの楽しさはどんなところですか?
自分がイメージした映像とリンクした音を入れるのは楽しいです。
そうしたオリジナル曲作りやご自身の好きな曲の弾き語りカバーをYouTubeでアップする活動の中で、ご自身のターニングポイントだったことは?
昨年、『Vivy -Fluorite Eyeʼs Song-』の主人公・ヴィヴィの歌を担当させていただいたのがきっかけで、曲を聴いてくださる方が増えたんです。それは私にとって大きなことだったと思います。今まではYouTubeでの露出だけだったので、いろんなところで“海莉ちゃんの声が流れてきたよ”と言ってもらえたのは嬉しかったですね。
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自分が経験したことや思ったことを曲にできたアーティスト
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