GReeeeN「アカリ」に込められた想い
とは?歌詞の意味を考察!

GReeeeN「アカリ」に込められた想いとは?歌詞の意味を考察!

GReeeeN「アカリ」はTBS系ドラマ主題歌

▲GReeeeN / アカリ 【TBS系 日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』主題歌】
『キセキ』『愛唄』などのヒット曲で知られる、4人組ボーカルグループ『GReeeeN』。
2021年7月26日に配信リリースされた新曲『アカリ』は、テレビドラマ『TOKYO MER~走る緊急救命室~』の主題歌に起用されています。
『TOKYO MER~走る緊急救命室~』は、鈴木亮平演じる医師「喜多見幸太」が患者を救うために奮闘する医療ドラマ。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
ドラマの世界を重ねると、冒頭の歌詞は患者の目線のように思えてきます。
災害や事故現場など、1分1秒を争う状況下で自分を救おうと命がけで行動する喜多見先生。
その姿は、患者にとってまさに希望の光であり、ヒーローのようですね。
一方、GReeeeNは楽曲『アカリ』について「みんな誰もがヒーローになれる」という想いを込めたとコメントしています。
患者にとって医師はヒーローですが、患者が懸命に生きる姿を見て勇気をもらう人もいるはず。
そう考えると、GReeeeNの言葉通り「誰もが誰かのヒーロー」なのでしょう。
ヒーローにも悪者にもなれる時代

続けて、『アカリ』の歌詞の意味を考察していきましょう。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
「Sick」は病気という意味がありますが、ここではもっと広い意味で「その人の心が傷ついている様子」を表しているようにも感じられます。
例えば、近年はインターネットでの誹謗中傷もよく問題になっていますね。
誰もがヒーローになれる一方、誰もが簡単に悪者にもなれてしまうことを伝えようとしているのかもしれません。
「涙がプラスチック」「無味無臭」は、相手の気持ちを考えない行動を表現しているように思います。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
たとえインターネットで誰かを傷つけたとしても、相手は生身の人間。
そこには必ず、リアルな悲鳴があるでしょう。
簡単にお互いを傷つけあってしまえる時代で、主人公は「なんでもうまくいくよ!」と言える存在になりたいと考えているようです。
人を傷つけるのではなく、あくまで「誰かのヒーローでありたい」という主人公の誓いのようにもとれますね。
GReeeeNならではの前向きな歌詞

『アカリ』は以下の歌詞が繰り返し登場します。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
「道」「扉」など、多くの応援ソングを送り出してきたGReeeeNならではの前向きな歌詞に励まされますね。
「Don’t cry もう泣かなくていい」の歌詞は、「僕」が「君」に投げかけた言葉のようにも、その逆にもとらえられます。
おそらく、どちらの意味もあって「僕も君もお互いがヒーローのような存在である」ことを表しているのではないでしょうか。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
『アカリ』が主題歌のドラマ『TOKYO MER』でも、救命救急チームの仲間たちが助け合って困難を乗り越えていきます。
同じように、「2人いればどんなに絶望的な状況でも立ち向かっていける」ことを表しているのでしょう。
アカリ 歌詞 「GReeeeN」
https://utaten.com/lyric/hw21070722
加えて、何かを変える必要はないと伝えているのかもしれません。
この歌詞は、「あなたはあなたのままで、誰かのヒーローなのだから」と優しく教えてくれているように思います。
誰もが「アカリ」のような存在

GReeeeN『アカリ』の歌詞の意味を考察してきました。
さて、歌詞全体を見ていくと、歌詞中に「私」「僕」「君」「あなた」「You」と複数の一人称、二人称が登場しているのに気づくのではないでしょうか。
最後にこの部分を考察すると、さまざまな表記が登場するのは主人公が複数いることを表しているのかもしれません。
つまり、『アカリ』の主人公は聴き手である私たちであり、「聴いているあなたも誰かのヒーローだよ」ということを教えてくれているのかもしれませんね。
楽曲『アカリ』は、GReeeeNならではのポジティブな歌詞で聴き手の背中をそっと押してくれるでしょう。

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