押井守総監督「ぶらどらぶ」つげ義春
パロディも飛び出す本予告公開 12月
に1話を無料配信
キャッチコピーは「ゲイジュツはバクハツだ!」
キャッチコピーは「ゲイジュツはバクハツだ!」(c) 2020押井守/いちごアニメーション 押井守が原作・脚本・総監督を務めるオリジナルアニメ「ぶらどらぶ」のキービジュアルと本予告が公開された。あわせて、12月18日に第1話特別版が公式YouTubeチャンネルで無料配信されることも明らかとなった。
同作は、献血マニアの女子高生・絆播貢(ばんば・みつぐ/CV:佐倉綾音)が、美少女吸血鬼のマイ(CV:日高里菜)に血液をあたえるため学内に献血部を設立する学園コメディ。押井総監督のほか、監督を西村純二、音楽を川井憲次が務める。
キービジュアルは、これまでのシリアスなものから一転してメインキャラクターのコミカルな表情を映したドタバタ風のビジュアルに。3分弱の本予告では、キャスト陣の声をおさめながら、メインキャラクターを紹介。自主規制の文字で画面の一部を隠したりピー音を交えたりするなどなんでもありのテイストで、つげ義春の漫画「ねじ式」のパロディも交えられている。
押井総監督から、作品の狙いについてコメントが寄せられた。コメント全文は以下の通り。
ガール・ミーツ・ガールを真面目にやりたくて。人と人の繋がりの話。だから「血」なんです。「血縁」とか、「血で繋がった友達」という言葉もありますが、僕は真面目に「血」の話をやりたかった。
だから「吸血鬼」。「血を吸う」とは象徴的な行為かもしれないけど、いろんな意味で象徴的に「血」の話にしようと考えたんです。そして吸血鬼を扱うということは、同時に異文化の話でもあって。異文化であり、いわゆる人外(じんがい)。人間なんだけど人間じゃないもの。ある種の宿命として誰かの供犠(くぎ)であり、誰かの犠牲の上でしか生きられない存在。そうした異質なものとの出会い、それが繋がっていく話。血の話となると、暗くて陰惨になりがちなんだけど、そうじゃなく割と軽やかにやってみたかったんですよ。
だから「吸血鬼」。「血を吸う」とは象徴的な行為かもしれないけど、いろんな意味で象徴的に「血」の話にしようと考えたんです。そして吸血鬼を扱うということは、同時に異文化の話でもあって。異文化であり、いわゆる人外(じんがい)。人間なんだけど人間じゃないもの。ある種の宿命として誰かの供犠(くぎ)であり、誰かの犠牲の上でしか生きられない存在。そうした異質なものとの出会い、それが繋がっていく話。血の話となると、暗くて陰惨になりがちなんだけど、そうじゃなく割と軽やかにやってみたかったんですよ。
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