千葉雄大×芳根京子出演の追加公演が
決定 『坂元裕二 朗読劇2020 「忘れ
えぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫
」』
2020年4月14日(火)~22日(水)東京・よみうり大手町ホール、4月24日(金)~26日(日)大阪・松下IMPホールにて、『坂元裕二 朗読劇2020「忘れえぬ 忘れえぬ」、「初恋」と「不倫」』が上演される。この度、千葉雄大✕芳根京子出演による追加公演が決定した。
本公演は、『それでも、生きてゆく』、『最高の離婚』、『カルテット』、『Mother』など、数々のヒットドラマを執筆している脚本家・坂元裕二の作・演出による朗読劇。すでに発表されている「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」「カラシニコフ不倫海峡」の2作品に加え、現在執筆中の新作「忘れえぬ 忘れえぬ」の計3作品に豪華俳優陣が日替わりで臨む。
今回、高橋一生✕酒井若菜、林遣都✕有村架純、風間俊介✕松岡茉優に加え、千葉と芳根による追加公演(東京・大阪)が決定し、4組8名の出演者による上演となった。
さらに、2003年生まれの音楽家、諭吉佳作/menが初めて舞台音楽を担当し、本公演のために新曲を書き下ろす。坂元による繊細で触れたものの心をつかんで離さない男女の会話劇をこの機会に楽しもう。
上演内容
■第1作品 「忘れえぬ 忘れえぬ」
書き下ろし新作。
書き下ろし新作。
■第2作品 「不帰(かえらず)の初恋、海老名SA」
男のもとに初恋の女からの手紙がふいに届いた。東京に向かう高速バスの車中で書かれた手紙だった。わたしは東京で結婚し、その相手はこのバスの運転手ですと書いてある。しかしその手紙が届いた頃、男は既にあるニュースを目にしていた。
“東名高速道路高速バスの横転事故。死者8名。運転手は逃亡中”
生き残った女は婚約者である運転手の行方を捜しはじめた。男もまた女を救おうとしていた。二人は再びあの海老名サービスエリアで交錯する。幾つかの悲しみの川がより深い悲しみの海に流れ込む。
男のもとに初恋の女からの手紙がふいに届いた。東京に向かう高速バスの車中で書かれた手紙だった。わたしは東京で結婚し、その相手はこのバスの運転手ですと書いてある。しかしその手紙が届いた頃、男は既にあるニュースを目にしていた。
“東名高速道路高速バスの横転事故。死者8名。運転手は逃亡中”
生き残った女は婚約者である運転手の行方を捜しはじめた。男もまた女を救おうとしていた。二人は再びあの海老名サービスエリアで交錯する。幾つかの悲しみの川がより深い悲しみの海に流れ込む。
■第3作品 「カラシニコフ不倫海峡」
平凡な夫婦だった。ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
“あなたの妻は生きています。アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。わたしたちは捨てられたのです”
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。互いの伴侶が密会を繰り返していた円山町。ホテルの名前は、『カテドラル』。残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。
平凡な夫婦だった。ある時妻がアフリカへ地雷除去のボランティアに行くと言い出した。数ヶ月後、妻は少年兵の持つカラシニコフに撃たれて死んだ。男が悲劇の夫として注目を浴びた時、見知らぬ女から手紙が届く。
“あなたの妻は生きています。アフリカの地でわたしの夫と暮らしています。わたしたちは捨てられたのです”
男は真偽を確かめるため、女と待ち合わせる。互いの伴侶が密会を繰り返していた円山町。ホテルの名前は、『カテドラル』。残された男と女が今、雑居ビルの谷間の海に溺れてゆく。
坂元裕二 コメント
ただ往復する手紙による物語で、今回で三作目になります。これまでに多くの方に朗読していただきましたが、読み手が変わるたびに、声という個性によってその色合いだけではなく、物語そのものが変わって感じられるのが何よりの面白さです。言葉と声しかない最小限の空間に浸り、楽しんでいただければ幸いです。
<プロフィール>
1987年、第一回フジテレビヤングシナリオ大賞を19歳で受賞。2008年『わたしたちの教科書』向田邦子賞、2010年『Mother』橋田賞、2011年『それでも、生きてゆく』芸術選奨新人賞放送部門賞、2017年『カルテット』芸術選奨文部科学大臣賞放送部門賞を受賞。そのほかの主な作品に、『最高の離婚』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『anone』などがある。映画『花束みたいな恋をした』が来冬に公開予定。2016年より東京藝術大学大学院映像研究科教授。
1987年、第一回フジテレビヤングシナリオ大賞を19歳で受賞。2008年『わたしたちの教科書』向田邦子賞、2010年『Mother』橋田賞、2011年『それでも、生きてゆく』芸術選奨新人賞放送部門賞、2017年『カルテット』芸術選奨文部科学大臣賞放送部門賞を受賞。そのほかの主な作品に、『最高の離婚』『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』『anone』などがある。映画『花束みたいな恋をした』が来冬に公開予定。2016年より東京藝術大学大学院映像研究科教授。
諭吉佳作/men コメント
音楽を担当させていただきます。坂元さんのことばや、それを伝える役者のみなさんの声、愉しく美しい朗読劇を、音楽でお手伝いできたら嬉しいです。この作品に関われることをとても光栄に思います!よろしくお願いいたします。
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