劇団ぺぺぺの会 シアターグリーン学
生芸術祭参加作品『夢の旧作』を上演

劇団ぺぺぺの会が2019年7月29日(月)、30日(火)、8月5日(月)、6日(火)の4日間、シアターグリーンBASE THEATERで『夢の旧作』を上演する。
2018年6月に発足以来「今、眼の前にあること」を利用した演劇作りに取り組んできた同劇団は、歌舞伎や美術館の解説音声のように、上演作品の解説をTwitterなどでリアルタイムに配信するなどのユニークな手法をとっている。
今回上演されるのはシアターグリーン学生芸術祭参加作品で、作・演出を同劇団の宮澤大和が務める。これまで作・演出をしてきた作品で恋、友情、親子、偏ってしまった愛のかたちなど、さまざまな「愛」について考えてきたという宮澤は、本作品でさらにスケールアップを試み、人類への愛の賛歌を描き、人間を信じぬく姿に刮目していきたいという。また作品のコンセプトを「せりふのない演劇」とし、台本はあるもののせりふはなく、俳優の肉声と肉体、数編の詩で世界を紡いでいくのだそうだ。
「劇場では非日常をあじわってもらいたい」ということを常に意識している宮澤が、劇場でどのような空間を作り出すのか注目したい。

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