【速レポ】<京都大作戦2019>ROTTE
NGRAFFTY「俺たちが、ここ京都に生ま
れ育ったROTTENGRAFFTYだ」
ROTTENGRAFFTYの登場に、源氏ノ舞台の歓声は一段と大きく轟く。その興奮に満ちた観客に向けて、N∀OKI(Vo)は開口一番、「いよいよきたぜ、京都大作戦、夢のつづきをおっぱじめるぜ」と叫んだ。
今回の源氏ノ舞台のラスト3組は、10周年記念の<京都大作戦2017>の最終日のラインナップと同様だ。当時、雷雨が強くなりマキシマム ザ ホルモン中にライブを一時中断せざるを得ない状況になった。雷雨が収まるのを待ち再開はしたものの、この会場で音を出せる時間まで残りわずか。ギリギリまで調整は続き、その時間を3組で分け合い演奏することになったのである。ROTTENGRAFFTYと10-FEETはともに3曲ずつ披露した。3バンドとも伝説的と言える凄まじいテンションのライブだった。リベンジを誓った2018年の開催が中止となり、さらに1年。ROTTENGRAFFTYのステージは、あの2017年のステージで最後に演奏した「金色グラフティー」でスタートした。
ステージの照明も金色となって観客の顔を照らすなか、「輝き狂え」とN∀OKIがシャウトすると、大音量のサウンドが轟いて観客が一斉にコブシを振るいシンガロングする。N∀OKIとNOBUYA(Vo)は沸騰する観客に、さらに燃料を注ぐように煽る。KAZUOMI(G)と侑威地(B)もまた、ステージを動き回ってノイジーな音を奏で、HIROSHI(Dr)はキレのあるビートで1曲目にして最高のクライマックスを生み出し、会場をカオスにしていった。ここにドロップするのは、重厚なギターリフが爆発する「PLAYBACK」。「果ての果てまで行くぞ」という恐ろしい言葉での煽りどおり、ジャンプやヘッドバングで観客を汗みどろにすると、間髪入れずに狂気のグルーヴ「D.A.N.C.E.」を連投する。NOBUYAは「後ろ! 届いてるか! 来いよ!」と声をあげ、アッパーなダンスビートから強烈なブレイクダウンを見舞うと、観客は巨大なサークルモッシュを作り上げて、汗を振り飛ばして体をぶつけ合っていく。タイプは違うが、いずれも攻撃的なビート、激しいサウンドを持った曲を連投するという、容赦ないセットリストだ。
「ようこそ京都、俺らの街の歌」というN∀OKIの言葉で「響く都」をエモーショナルに聴かせると、会場にけたたましいサイレンの音が鳴り響く。
「初めましての人が、多分いっぱいると思うけど…そんなもん……関係あるか! ここにいる全員、音で、殺す。音で、ぶち殺す」とKAZUOMIがタンカを切って「零戦SOUNDSYSTEM」の凄まじいギターの爆音を打ち込んでいく。身体にずしずしとドラムのキックが響いて、それがまた興奮のスイッチを押す。すっかりもみくちゃのステージ前だが、続く「THIS WORLD」では、KAZUOMIは途中ギターを置いて客席の方へと突っ込んでいき、N∀OKI、NOBUYAもまたステージから客席へと向かった。
「ようこそ京都、俺らの街の歌」というN∀OKIの言葉で「響く都」をエモーショナルに聴かせると、会場にけたたましいサイレンの音が鳴り響く。
「初めましての人が、多分いっぱいると思うけど…そんなもん……関係あるか! ここにいる全員、音で、殺す。音で、ぶち殺す」とKAZUOMIがタンカを切って「零戦SOUNDSYSTEM」の凄まじいギターの爆音を打ち込んでいく。身体にずしずしとドラムのキックが響いて、それがまた興奮のスイッチを押す。すっかりもみくちゃのステージ前だが、続く「THIS WORLD」では、KAZUOMIは途中ギターを置いて客席の方へと突っ込んでいき、N∀OKI、NOBUYAもまたステージから客席へと向かった。
今回のステージは2017年、2018年のリベンジではあるかもしれないが、ROTTENGRAFFTYのライブは常に、そのスケール感や時間の長尺に関わらず、死闘とも呼べる120%振り切ったステージをする。ドラマティックに仕立てる必要はまるでなく、全身全霊をかける1曲1曲がカタルシスを生んでいく。あの日からの夢の続きには、筋立てはない。それがこのライブで、ただフルスロットルで“ROTTENGRAFFTYのライブ”を魅せるステージとなった。
「開催できてよかった。同じ京都のバンドとして、こうして関わらせてもらって10-FEET本当にありがとう」とN∀OKIは語り、20周年を迎えたROTTENGRAFFTYについて、後ろに道はないから、ここで命を燃やしていくと、さらに全力でこの先へと進んでいくことを告げた。ラストは「70cm四方の窓辺」を歌い上げると、観客の体に爆音の残響をたっぷり残し、「俺たちが、ここ京都に生まれ育った、ROTTENGRAFFTYだ」と力強く名乗って、ステージを後にした。
「開催できてよかった。同じ京都のバンドとして、こうして関わらせてもらって10-FEET本当にありがとう」とN∀OKIは語り、20周年を迎えたROTTENGRAFFTYについて、後ろに道はないから、ここで命を燃やしていくと、さらに全力でこの先へと進んでいくことを告げた。ラストは「70cm四方の窓辺」を歌い上げると、観客の体に爆音の残響をたっぷり残し、「俺たちが、ここ京都に生まれ育った、ROTTENGRAFFTYだ」と力強く名乗って、ステージを後にした。
取材・文◎吉羽さおり
撮影◎HayachiN/みやざきまゆみ
【ROTTENGRAFFTY セットリスト】
1.金色グラフィティー
2.PLAYBACK
3.D.A.N.C.E.
4.響く都
5.零戦SOUNDSYSTEM
6.THIS WORLD
7.「70cm四方の窓辺」
■<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->
6月29日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
6月30日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月06日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月07日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定
撮影◎HayachiN/みやざきまゆみ
【ROTTENGRAFFTY セットリスト】
1.金色グラフィティー
2.PLAYBACK
3.D.A.N.C.E.
4.響く都
5.零戦SOUNDSYSTEM
6.THIS WORLD
7.「70cm四方の窓辺」
■<京都大作戦2019 -倍返しです!喰らいな祭->
6月29日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
6月30日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月06日(土) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
7月07日(日) 京都府立山城総合運動公園 太陽が丘特設野外ステージ
開場 9:30 / 開演 11:00 / 終演 20:00予定
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