日本人として史上初の快挙!オペラ歌
手・大村博美が世界的オペラの祭典で
2年連続『蝶々夫人』主演に決定

今年7~8月にかけてイタリア・トスカーナ州トッレ・デル・ラゴにて開催される第65回プッチーニ・フェスティバル。その中で、7月27日(土)に上演される『蝶々夫人』において、オペラ歌手(ソプラノ)の大村博美が蝶々夫人役で主演を務めることが決定した。大村は、昨年も同役のプレミエ(初日公演)に出演しており、2年連続での主演となる。これは、日本人オペラ歌手としては初の快挙だ。
プッチーニ・フェスティバルは、作曲家ジャコモ・プッチーニ生前の居住地であったイタリア・トスカーナ州トッレ・デル・ラゴにおいて毎年夏に開催されているオペラの祭典。世界的オペラ・フェスティバルのひとつで、1930年より開催されている。現在は、3200名収容のプッチーニ野外大劇場にて、開催期間中、プッチーニのオペラ4~5作品を上演。毎年4万人以上の来場者を集めている。これまでもオペラ史に名を残す名歌手たちが出演しており、今回も、マリア・グレギーナ、アンジェラ・ゲオルギュー、ホセ・クーラらの名が並ぶ。大村が出演する『蝶々夫人』のほかにも、『トスカ』や『トゥーランドット』などの作品が上演される予定だ。
大村は、これまでに、モントリオール歌劇場、ローザンヌ歌劇場など、世界各地の歌劇場で100公演以上にわたり蝶々夫人役を歌ってきた。今年10月には、宮本亜門が演出、衣装デザインに高田賢三を迎え、“日本が世界に向けて発信するオペラ”としてドイツ・デンマークでも上演を予定している東京二期会『蝶々夫人』にも、蝶々夫人役にて出演(※)する予定だ。現在フランスを拠点に活動している大村。「世界一級のマダム・バタフライ」の歌声を日本でも堪能できるチャンスだ。(※大村博美の出演は東京公演のみ)

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