【GANG PARADE インタビュー】
広がり続けるギャンパレの世界

L→R ハルナ・バッ・チーン、ココ・パーティン・ココ、キャン・GP・マイカ、カミヤサキ、ユメノユア、テラシマユウカ、月ノウサギ、ユイ・ガ・ドクソン、ヤママチミキ

9人編成となって以降、個性的な作風と多彩な表現をますます発揮している勢いは、最新アルバム『LAST GANG PARADE』からも鮮烈に伝わってくる。

今までで一番メンバーが
深く関わったものになっている

今作ですが、何かテーマとかコンセプトはありました?

ココ

今までのシングルのカップリングでも幅広い曲をやってきて、その集大成みたいなイメージはありましたね。

サキ

ギャンパレのシングルのカップリングを聴いて、迷走しているように感じていた人もいたと思うんですけど、“いろいろな表現をできるのがギャンパレの武器”っていう感じになったんです。それがこのアルバムに出ていると思います。

ユア

曲を作っているSCRAMBLESのみなさんも楽しんでくださっているのを感じました。

ドクソン

私は物語を読む時には、あらすじというものを読まないタイプなんですけど、このアルバムもあらすじのような前情報は何もなく聴くのが個人的にはお勧めです。そのほうが驚きと楽しみがあるのではないかと。

ということは、インタビューを読むのも、ここで一旦やめたほうがいいかも?

ドクソン

そうかもしれないです。“以下、ネタバレ注意。まずはアルバムを買って全曲をお聴きください”と(笑)。

(笑)。3月に加入した月ノさんとハルナさんにとっては初のアルバムですね。

月ノ

はい。こんなにたくさん新しい曲が増えるのも初めてです。レコーディングが楽しかったです。

ハルナ

みんなで新しい曲の振り付けを考えているのにもワクワクさせられています。

マイカ

サキちゃんがトレードから戻ってきてからは振り付けをサキちゃんメインでやってもらっていたんですけど、このアルバムの新しい曲でまた振り付けに挑戦したくて、頑張ろうと思っているところです。

ミキ

今までの「RATESHOW」(2018年9月発表のシングル「CAN'T STOP」収録曲)や「来了」(2018年5月発表のシングル「GANG 2」収録曲)とかも最初はどうなるか予想できなかったんですけど、お客さんが楽しみ方を見つけてくれたんです。このアルバムの曲もライヴでやると新しい楽しさがたくさん生まれそうです。

ユウカ

今までで一番メンバーが深く関わったものにもなっています。メンバーの個性が歌にも出ていますからね。レコーディングの現場での大爆笑も多かったんですよ。

ドクソン

今回のMVPはユアピッピ(ユメノユアの愛称)ですね。本人が意図せず面白くなってしまって。いきなり両腕をあげて縛られた状態で歌ったりし始めて。って、エア縛られなんですけど。

…状況が今ひとつ掴めないのですが。

ユア

頭の上で手を組むと力まずに高い声が出るんですよ。それをボイトレで学んだからやったのに、みんなはそのことを知らないから、ブースの外で爆笑していて。“ずっと、とらわれている”って言われていたみたいです。

月ノ

歌い終わった瞬間にパッ!て腕を解放するのもすごく面白くて(笑)。

ライヴでもやるんですか?

ユア

やらないです(笑)。

(笑)。いろんな遊び心も発揮されている中、1曲目の「LAST」はすごくグッとくる曲でした。

ユア

いろんなことを経験してきた今のギャンパレだからこそ歌える歌だと思っています。

サキ

“いい曲”っていうことプラス“重み”を感じる曲なんです。ギャンパレの歴史だけじゃなくて、曲を作ってくださった松隈ケンタさん(サウンドプロデューサー)の歴史もここに詰まっているのを感じます。

月ノ

最近、WACK(所属事務所)は苦しみを苦しみのまま届けることに長けているグループが多いと感じているんですけど、ギャンパレはそういうものを幸せに還元して表現することに長けていると思うんです。「LAST」も最後に未来が見える、メッセージを届けられる曲に育てていきたいです。

アーティスト