【GANG PARADE インタビュー】
広がり続けるギャンパレの世界
他のアイドルさんだったら
やらない感じの曲がいろいろある
宝物のような曲がどんどん増えていますね。
サキ
そうですね。続けてきた中でたくさんの曲と出会えて、メンバーが歌詞を書いて想いを込めた曲もどんどん生まれてきたのは素敵なことだと改めて思います。
今回のアルバムもメンバーのみなさんがたくさん歌詞を書いていますよね。ミキさんが作詞をした「Message」は、ぜひライヴに行こうか迷っている人に聴いてほしいです。
ミキ
ライヴに行こうか迷っている人をよく見掛けるので、“ギャンパレのライヴはこういう感じで、こういうふうに楽しんでほしいです”というのをそのまま表現しました。
みなさんのライヴ、初めて来る時は怖いんですかね?
ドクソン
やっぱりパッと見が怖いんでしょうか?(笑)
ココ
この前、女の子がお父さんに肩車されながら“おーれーのココちゃん!”ってコールをしてくれていました(笑)。
(笑)。ユアさんが作詞をした「BOND」ですが、とても切ない曲ですね。
ユア
この曲のメロディーラインがすごく切なかったので、そのイメージのまま歌詞を書きました。
女性の遊び人(ファンの呼称)が、特に感情移入して聴く曲だと思います。
男性もですが、女性の遊び人も多いですよね?
月ノ
そうですね。加入後のお披露目ライヴの時に女の子がたくさんいて、私もびっくりしました。
メンバーのみなさんに憧れているんだと思いますよ。月ノさんのメイクやファッションを参考にする遊び人とかもいるんじゃないでしょうか?
ココ
メイクはともかく、ファッションは…(笑)。彼女はヘンテコリンな組み合わせの服をよく着ているので。
サキ
チェックのスカートに『HUNTER×HUNTER』のTシャツを着たりしますからね。
(笑)。カミヤさんが作詞をした「HERETIC」は、アジアン歌謡テイストなのがものすごいインパクトでした。
サキ
このサウンドは今の松隈さんの流行りみたいです。
「来了」も中国テイストでしたからね。
サキ
そうですよね。「来了」の経験からこういうサウンドの歌詞は“ん”が入ったほうがいいって気付いていたので、この曲も“ん”をたくさん入れています。メンバーの歌い方によって、よりハチャメチャな曲になりましたね。
ココ
“ん”を入れることを意識するのがヒートアップしていって、例えば《事だろう》を《こんとんだろうん》とかじゃなくて、《事だうぃん》にしちゃいましたからね。
ユア
そこの部分は全部、語尾を《うぃん》で歌っていて、最後に《事だうぃん》で締めています(笑)。
(笑)。松隈さんの中でのアジアンブームは今後も続くんですかね?
ココ
最近はアジアンブームみたいなんですけど、前からワールドミュージックブームなんですよね。
なるほど。ユウカさんが作詞をした「Jealousy Marionette」もロシア民謡テイストですよね。
ユウカ
はい。仮歌のデモを聴いて独特なリズムだなと思ったんです。歌詞はいろんな皮肉を込めています。自由になりたいのになりきれなくて、マイノリティーにもなりきれない人のことを描いています。マイカが振り付けをしてくれるので楽しみなんですよ。
マイカ
ユアから“とらわれている感じ”というイメージを聞いているので、そこから考えているところです。サビのところはカッコ良くしたいですね。
ミキ
こうやっていろいろ広がっているのは、ほんと楽しいですね。ギャンパレって、他のアイドルさんだったらやらない感じの曲がいろいろあるので。
ドクソンさんが作詞をした「正しい答えが見つからなくて」も新鮮なテイストの曲ですね。独特な歌唱法がたくさん盛り込まれているのが印象的です。
ドクソン
この曲の歌詞は『ドラゴンクエスト』みたいな世界と現実の世界をフュージョンさせたイメージです。私はゲームナビゲーターの初音ミクとして歌っています。
ドクソン
そう! あるいは“初音ドク”でもいいです。あと、この曲はフレディ・マーキュリーも召喚しています。
目まぐるしい展開をしますし、Queenの「ボヘミアン・ラプソディ」みたいな感じもありますね。
ドクソン
そうなんですよ。《なによりあれよりどれより もっと》っていう辺りは、「ボヘミアン・ラプソディ」のMVの顔がたくさん出てくるシーンをイメージして歌ってほしいと言われました。
初音ミクとフレディ・マーキュリーまで召喚しちゃうとは(笑)。そんな中、ハルナさんは「夜暗い夢」で作曲家デビューしましたが、どんな感慨がありますか?
ハルナ
すごく嬉しいです。歌詞は、夜中に江戸時代の花魁のことを調べて書きました。
ドクソン
ハルナは思春期だから、こういうことにも興味があるんだよね?
ハルナ
そういうのじゃないです。思春期じゃないです。
(笑)。歌詞はユアさんとの共作ですね。
ユア
はい。ハルナが作曲をした時に書いた1番があったので、それをちょっと変えて2番以降は私が書いたんです。
SCRAMBLESの一員になっちゃうかもしれないですね。
(笑)。ところで、今回のアルバムのタイトルは“LAST GANG PARADE”と、なかなか意味深なのですが。
ドクソン
私たちもどういう意味か分からないんですよ。
サキ
そう言えば、前に『Barely Last』(2016年11月発表の2ndアルバム)も出したし。
おそらくポジティブな意味での“LAST”なんでしょうね。年明けにはWACK所属アーティストによる全国17都市23公演の『Going Going WACK TOUR』もありますし、2019年のギャンパレも熱い日々になりそうじゃないですか。
サキ
はい。ツアーは私たちもたくさん出るので、“またギャンパレか”って言われないように、いいライヴをしたいです。
では、2019年の活動に向けての威勢の良い言葉をいただいて、このインタビューを締め括るとしましょう。
ハルナ
威勢の良い言葉ですか? なんだろう? 今考えます…いきます! “2019年は分からないことばかりー!”
ドクソン
じゃあ、最後は一本締めで。この記事を読んでいるみなさんもお手を拝借。よおおおー!
取材:田中 大
・・・
アルバム『LAST GANG PARADE』2019年1月8日発売
T-Palette Records
1/10(木) 神奈川・CLUB CITTA'
出演:BiSH、GANG PARADE
1/13(日) 愛知・DIAMOND HALL
出演:BiSH、BiS
1/14(月) 愛知・DIAMOND HALL
出演:BiSH、GANG PARADE
1/19(土) 沖縄・output
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
1/20(日) 沖縄・output
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
1/23(水) 東京・Zepp Tokyo
出演:BiSH、GANG PARADE
1/26(土) 愛媛・松山WstudioRED
出演:BiS、GANG PARADE
1/27(日) 香川・高松オリーブホール
出演:BiS、GANG PARADE
2/02(土) 兵庫・神戸Harbor Studio
出演:BiS、GANG PARADE
2/03(日) 大阪・なんばHatch
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/09(土) 岡山・エビスヤプロ
出演:BiS、GANG PARADE
2/10(日) 広島・CLUB QUATTRO
出演:BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/11(月) 山口・RISING HALL
出演:BiSH、GANG PARADE
2/16(土) 宮城・女川町 生涯学習センター ホール
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
2/23(土) 福岡・DRUM LOGOS
出演:BiSH、BiS
2/24(日) 鹿児島・キャパルボホール
出演:GANG PARADE、EMPiRE
3/02(土) 宮城・Rensa
出演:BiS、GANG PARADE
3/03(日) 宮城・Rensa
出演:BiSH、GANG PARADE
3/09(土) 石川・AZ
出演:BiSH、EMPiRE
3/10(日) 新潟・NEXS NIIGATA
出演:BiS、GANG PARADE
3/16(土) 北海道・PENNY LANE24
出演:GANG PARADE、EMPiRE
3/17(日) 北海道・PENNY LANE24
出演:BiS、GANG PARADE
3/19(火) 東京・Zepp Tokyo
出演:BiSH、BiS、GANG PARADE、EMPiRE
ギャングパレード :「みんなの遊び場」をコンセプトに活動する、カミヤサキ、ヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、テラシマユウカ、ユイ・ガ・ドクソン、ハルナ・バッ・チーン、月ノウサギ、ナルハワールドの10人からなるアイドルグループ。2014年に結成されたプラニメが前身ユニットで、2度の改名とメンバーの増減を経て、 19年4月にワーナーミュージック・ジャパン内新レーベル「FUELED BY MENTAIKO」よりシングル『ブランニューパレード』でメジャーデビューした。また同年5月に東阪野音ツアーを成功させ、さらに同事務所所属グループWAggよりナルハワールドが加入、現体制での活動をスタートさせる。同年11月、メジャー1stアルバム『LOVE PARADE』をリリース。GANG PARADE オフィシャルHP
「CAN'T STOP」MV