土屋亮一率いるシベリア少女鉄道の新
作『いつかそのアレをキメるタイム』
は熱い芝居? ビジュアルは米代恭が
書き下ろし

ウレロ・LIFE!・エビ中舞台でお馴染みの土屋亮一が率いる劇団、シベリア少女鉄道が一年二カ月ぶりの完全新作本公演、vol.30『いつかそのアレをキメるタイム』を2019年2月、赤坂RED/THEATERで上演する。
緻密などんでん返しで知られるシベリア少女鉄道の今作のテーマは意外にも…「何は無くとも熱い芝居!」とのこと。 モヤモヤを吹っ飛ばすのか、はたまた文字通り吹っ飛ばされてしまうのか。真冬を突き抜けるシベリア少女鉄道の熱量を体感せよ!と、彼らは叫ぶ。で、気になる芝居の内容のヒントは次の文章の中にありそうだ。
「ー人には前に進む力がある。叫ぶ声と動く体がある。ならそれだけで充分だ。細かいことは気にするな。小さなことにくよくよ悩むな。今はただ高ぶれ。闇雲に声を張り上げろ。そのうち僕らにも訪れる、いつかそのアレをキメるタイム。」
今回のビジュアルは、『あげくの果てのカノン』で人気を博す米代恭の書き下ろし。公演期間中、前半9ステージの来場者には“早めに観て人に勧めてねキャンペーン”としてこのメインビジュアルを使用した特典クリアファイル(お楽しみコンテンツ入り)をプレゼント。さらに、11/28(水)までにメルマガ登録すると、どこよりも早くチケットが買える先行予約が案内される。
(イメージビジュアル:米代恭)
シベリア少女鉄道とは?
1999年7の月を過ぎた頃、作・演出の土屋亮一が雑誌やネットで出演者さんたちを募集して設立した、劇団のようで劇団っぽくない団体。2000年6月『笑ってもいい、と思う』で旗揚げ。「月9のドラマとか何も考えずに観てて、恋人達の別れのシーンで急に空から七人の悪魔超人とかが降りたってきたりしたら、どう考えても楽しいだろうなあ、と。そんなん観たいよなあ。」というような類の、深夜のファミレス的なくだらない衝動に忠実にかられきり、それをわざわざ舞台公演という形で提示する、無邪気な大人達の集会所。旗揚げ直後から、そのトリッキーで緻密な劇構造と、それらを無駄遣いしてくだらない笑いにしか昇華させないふざけた作風が各方面で話題を呼び、2005年には紀伊國屋サザンシアターに進出し、3,000人以上を動員。その後、二年ほどの小休止や「シベリア少女鉄道スピリッツ」への改名(番外公演だと思われて紛らわしいので後にしれっと戻す)を経ても、まるで円熟味を増さない相変わらずの作風で作品を発表し続け、普段は観劇の習慣が無いような層を中心に熱烈なファンを拡大し続けている。
土屋亮一(作・演出) Profile
1976年東京都生まれ。國學院大学在学中、放送サークルでラジオドラマを執筆し好評を博したことに気を良くし、卒業後の1999年に劇団「シベリア少女鉄道」を設立。以後、全作品の脚本・演出(たまに出演)を担う。その独創的なアイデアと緻密な構成力で演劇界のみならずあらゆる分野から今後の活躍を期待されるクリエイター。
シベリア少女鉄道の活動以外にも、劇団ひとり・バカリズム・東京03・早見あかり出演のシットコム『ウレロ』シリーズ(TX)をはじめとした数々の人気コンテンツに携わり、『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)、『戦国鍋TV』(TVKほか)などのコント番組を中心に、ドラマ『甲殻不動戦記ロボサン』(TX)では初の連続ドラマメイン脚本、『実在性ミリオンアーサー』(TVKほか)では本編無視の次回予告や劇中歌の作詞などを手掛け、初監督を務めた、さよならポニーテール『青春ファンタジア』のMVは、スペースシャワーTV「Music Video Awards」年間Best Videos 50作品にノミネート。作・演出を務めた「私立恵比寿中学」の主演舞台『エクストラショットノンホイップキャラメルプディングマキアート』を収めたBlu-rayは口コミで評判が広がり各所で売切れ続出。2015年秋に放送された、おぎやはぎ・オードリー出演の新感覚コント番組『SICKS 〜みんながみんな、何かの病気〜』では、清水富美加・岸井ゆきのら注目の若手女優が出演する人気コントを担当し、番組はギャラクシー賞の月間賞を受賞。欅坂46主演『徳山大五郎を誰が殺しか?』、中村葵主演『潜入捜査アイドル・刑事ダンス』、エビ中小林歌穂主演『また来てマチ子の、恋はもうたくさんよ』(TVK)2.5次元系人気若手俳優多数出演の『妖怪!百鬼夜高等学校』(BS4)等、話題のドラマに多数携わりつつ、福士蒼汰・竜星涼出演イベント『MEN ON STYLE』でのコント執筆、『ゴッドタン』ゴールデン3時間SPの構成参加など、多方面に活躍の場を広げている。