サンボマスター、
back number、KREVAなど
7月下旬から8月中旬リリースの作品
11作を紹介

フリーマガジンokmusic UP's vol.168(8/20発行)に掲載中の『DISC GUIDE』から、7月下旬から8月中旬リリースの作品11作を紹介!

1.『WITNESS』/Ghost like girlfriend
2.『at ONE』/竹内アンナ
3.『0.02』/FOMARE
4.「Jokebox」/Helsinki Lambda Club
5.『あの夏の僕へ』/Absolute area
6.『LIVE GAIA』/Scheherazade
7.「輝きだして走ってく」/サンボマスター
8.「大不正解」/back number
9.『存在感』/KREVA
10.「Pretty Girl」/FTISLAND
11.『3rd REUNION』/SING LIKE TALKING

『WITNESS』/Ghost like girlfriend Mini Album 7/25 Release

  • Beacon LABEL
    BNCD-003 ¥1,300(税抜)

兵庫県淡路島出身のシンガーソングライター、岡林健勝によるソロプロジェクト。本作は昨年の『WEAKNESS』以来となる2枚目のミニアルバムで、味気ない毎日ながらもなんとかもがいて生きる僕らのムードを反映した「sands」をはじめ、全5曲を収録。洗練されたスタイリッシュでアーバンなサウンドも、色っぽいソウルフルな歌声も一聴すると孤高の天才肌だけれど、実際はめちゃくちゃ飢えている感じなのがいい。
TEXT:田山雄士

『at ONE』/竹内アンナ EP 8/8 Release

  • IMPERIAL RECORDS
    TECI-1586 ¥1,389(税抜)

LA生まれ、京都在住の20歳の現役大学生シンガーソングライターのメジャーEP。アメリカの大型フェスにも出演、日本でもJ-WAVEなどでピックアップされたり注目を集めている。とにかく声と歌い回しがチャーミングで、ほのかな色気もあって魅力的だ。15歳の時に書いたという1曲目の「Ordinary days」は、そのカラッとした心地の良い風が吹いてくるようなサウンドと彼女の歌が溶け合う快感に身を委ねていると酷暑を忘れる。
TEXT:山本弘子

『0.02』/FOMARE Mini Album 8/8 Release

  • small indies table
    SIT-1012 ¥1,500(税抜)

徐々に知名度を高めている群馬発の3人組ロックバンドの最新ミニアルバム。日本語の響きを大事にしたやさしくも切ない歌メロが真っ直ぐ訴えかけ、それを支えるバンドアンサンブルも聴き応え十分だ。アコギを効果的に用いた「HANABI」「雨の日も風の日も 」、ミドルテンポでじっくりと聴かせる「mirror」はスケール感のある曲調で、哀愁を帯びたギターソロにもグッとくる佳曲である。
TEXT:荒金良介

「Jokebox」/Helsinki Lambda Club Digital Single 8/8 Release

  • Hamsterdam Records/UK.PROJECT
    HAMZ-004

tetoとのスプリットCDやUSB付きのアナログ盤と、ひと工夫を加えたリリースをしてきた彼らの2nd配信シングルは、悲傷と強がりをスタイリッシュに落とし込んだナンバー。はなから期待していないようなヴォーカルで結ばれない男女のストーリーをあっけらかんと歌っていくが、マイナーコードで展開する切なげなメロディーや《こんなのただのジョーク》というフレーズに隠した少しの本気など、チラッと聴こえる本音が堪らない。
TEXT:千々和香苗

『あの夏の僕へ』/Absolute area Mini Album 8/8 Release

  • Eggs
    EGGS-033 ¥1,728(税込)

『未確認フェスティバル2017』でファイナリストに選出された3ピースバンドの初の全国流通ミニアルバム。傷付きながらドキドキしながら過ぎていく2度と戻らない季節の中で感じたことや、掴みたい未来をリアルな言葉と瑞々しいメロディーで綴った楽曲であり、山口諒也(Vo&Gu)の澄んだ高音が印象的だ。やさしくなれなかった自分や無力だった苦い記憶を見つめ、新しい始まりの合図を告げる曲「reborn」で本作は締め括られる。
TEXT:山本弘子

『LIVE GAIA』/Scheherazade Album 8/8 Release

  • NEXUS/KING RECORDS
    【豪華盤(2SHM-CD+DVD)】
    KIZC-470〜2 ¥5,500(税抜)
    【通常盤(2CD)】
    KICS-3736〜7 ¥3,700(税抜)

結成40周年記念アルバム『once more』を携えて行なわれた東阪ツアーの東京公演を完全収録したライヴ盤。各メンバーの貫禄あるプレイはいぶし銀で(五十嵐久勝のハイトーンヴォーカルも健在!)、新曲たちのドラマチックな歌世界を立体的に、そして深く濃く描いていく様は圧巻のひと言。サウンドスケープに意識が侵食される感覚に陥る。そこに大作「魅惑劇」をはじめ、過去の代表曲も加わるのだからファンは感涙必至だ。
TEXT:土内 昇