赤い公園 新ボーカルへ引き継がれる
風変わりなガールズロック
赤い公園新章へ!「VIVA LA ROCK 2018」ステージ上での新メンバー発表を経て遂にスタートダッシュを切る!
新体制となってから目立った活動や曲のリリースは未だ発表されていませんが、夏フェスへの出演も決定し、バンド活動が本格化しつつある赤い公園のこれまでの活動を振り返りながら、新ボーカルの正体についてもまとめていきたいと思います!
赤い公園ってどんなバンド?
一風変わった“赤い公園”というのは前のバンド名がダサかったから、早く変えたいと思ったのがきっかけだそうです。“公園”という字の見た目の格好良さと、音楽で遊んで帰ってもらえる存在になりたいという思いが込められているとのことですが、頭にくっ付いている”赤い“に関してはふとした時にパッと浮かんできたらしく、その2つの言葉を組み合わせて“赤い公園”というバンド名が誕生しました。
赤い公園オリジナルメンバー
津野米咲
1991年10月2日(26歳)生まれ。メンバー唯一の上級生。
楽曲のソングライティング及びプロデュースを手掛けるバンドの中心的存在。
音楽一家の家系に生まれたことで、幼少期から色々な楽器に触れている。
アイドル好き。(特にハロプロ)。他のアーティストへのソングライティングやサポートギタリストとしても活躍。
・主な提供楽曲
南波志帆「ばらばらバトル」(作詞・編曲)「「ありゃりゃ?」」(作詞)
SMAP「Joy!!」(作詞・作曲)
タルトタタン「某ちゃん」(作曲)
ベイビーレイズ「ビッグ☆スター!」(作詞・作曲)
モーニング娘。’16「泡沫サタデーナイト!」(作詞・作曲)
こぶしファクトリー「TEKI」(作詞・作曲)
つばきファクトリー「笑って」(作詞・作曲)
藤本ひかり
1992年10月31日生まれ。
バンドに興味を持ったきっかけは中学時代の周りの先輩や友人。
可愛らしい見た目からは思えない程にメタル系が好み。
“しろたん”というキャラクターが大好き。サポートベーシストとしても活躍。
歌川菜穂
1992年8月28日(25歳)生まれ。
嫌々習っていたエレクトーンをキッカケに音楽を始め、その後出会った吹奏楽からドラムに興味を持つ。
ポップスとゲーム音楽を好む。サポートドラマーとしても活躍。
赤い公園結成から2年でメジャーデビュー。下積みが極端に短いバンドの7年間
赤い公園がメジャーデビューした2012年の若手バンドシーンを賑わせたのは、バンド名も音楽性もユニークなバンドばかり顔を揃えていて、今となっては第一線で活躍するクリープハイプやパスピエ、東京カランコロンなどがメジャーデビューを果たしています。この並びをみてみますと、一癖も二癖もあるバンドが流行っていたのがわかりますよね。大型フェスに出演している若手の邦楽ロックを網羅している”ロキノン厨“なんて言葉をよく耳にしていたのもこの年ぐらいだったような気がします。
結成されてからも数える程しかライブ活動をしていなかったのにも関わらず、この風変わりなバンドが注目された時代の流れにうまく乗り混み、僅か2年という短期間で多数のメジャーレコード会社を争奪戦とさせた赤い公園。
彼女たちが約5年間の中で作り上げてきた曲の中から、バンドの転機となったと感じるものをいくつかご紹介します。
今更
絶対的な関係
「絶対的な関係」は音楽プロデュースに亀田誠治を迎え、4thシングルとしてリリースされました。深夜帯に放送されていたテレビドラマのタイアップを飾った曲で、100秒間という短い曲です。イントロからしてパンチの効いた歪んだギターの音から始まり、気がついたらあっという間に終わってしまうキラーチューンで、サウンド面も手数の多い密度の濃い内容となっています。1秒ずつに映像が目まぐるしく変わっていくカオスチックなMVもなかなかのインパクトがあります。
NOW ON AIR
「NOW ON AIR」は、蔦谷好位置がプロデュースを手がけた楽曲で、2ndフルアルバム『猛烈リトミック』に収録されています。恋や人間関係、将来について悩める女子たちを元気づける胸キュンソングで、テーマは“ラジオ”。電波に乗せて流れてくる音楽の最先端を伝えるラジオに助けられることってありますよね。好きな番組に悩みを書いて送ってみたり、常に寄り添ってくれる存在に対する愛がいっぱいに詰まっていて、女子なら誰もが共感しやすいポップソングです。
KOIKI
「KOIKI」は、5thシングルにリリースされた曲で、大物クリエイター陣をも惚れさせる赤い公園の才能が詰まっています。小刻みに刻まれた変則的なリズムとコロコロ変わるメロディがまさしく小粋だと感じさせる曲です。YouTubeのコメント欄に多く寄せられていた、「なんでこんなにレベルが高いのになかなか最前線に浸透していかないんだろう。」「もっと売れてもいいのに。」と耳の肥えた音楽ファンから疑問の声が飛び交うのも納得出来る気がします。
赤い公園はスリーピースバンドへ。絶対的存在のボーカル佐藤千明の脱退。
瞬く間にメジャーシーンの一員となり、2017年には2月に「闇夜に提灯」、4月に「恋と嘘」、6月に「journey」と2ヶ月毎に連続シングルリリースをし、飛ぶ鳥を落とす勢いを見せていた赤い公園でしたが、この頃から表では気づかないところで少しずつバンドの中でズレが生じ始めていました。赤い公園史上最高傑作だと口を揃えた4thフルアルバム『熱唱サマー』リリース決定から数日が経ち公式HPにて、佐藤千明脱退のお知らせが発表され、9月から赤い公園はスリーピースバンドとして新たなスタートを切ることとなります。
佐藤千明はこのようにコメントを残しています。
赤い公園で過ごした7年の年月は、
控えめに言って、最the高でした。
その中で、自分の手に負えないほどのズレが、生じてきていることに気付きました。
そのズレにぶつかり、擦り合わせようと出来る限りの努力をし、最善を尽くしましたが、
ズレはどんどんと大きくなっていきました。
そのズレが、迷いとして音楽にまで介入してきた時、
赤い公園のボーカル という使命に、限界を感じました。
思えば、津野の作る音楽を表現したい一心で、バンドで歌ってきましたが、
そこに迷いが生じた以上、赤い公園のボーカルとしてステージに立つことはできません。
以下省略
赤い公園公式HPより一部抜粋
バンドが一番最高な状態で行われた4人体制ラストライブのシーンを切り取った「カメレオン」のMVを見ますと、決してネガティブな脱退ではではないのが伝わってきます。同じようなメロディのホーンセッション、代わり映えのないコード進行のなかでも、歌声ひとつで七変化させてしまう佐藤の魅力がぎゅっと詰めこまれた曲なのではないでしょうか。
フェス会場で新ボーカルお披露目!元アイドルネッサンス石野理子が電撃加入!
スリーピースとなり、ボーカルが居なくなった赤い公園がどのような活動をしていくのか情報がわからないまま年が明け、「VIVA LA ROCK 2018」への出演のニュースが飛び込んできました!インストでやるのか?誰かが歌うのか?はたまたゲストボーカルを呼ぶのか?と話題が冷めない中、出演日の2日前に新ボーカリストを加えた新体制でライブを行うという発表がありました。当日、センターマイクの前に現れたのは、今年2月に惜しまれながらも解散した人気アイドルグループアイドルネッサンスのメンバー石野理子だったのです!年齢も活動拠点も異なる意外過ぎたアイドルの電撃加入にも驚かされたのですが、石野のボーカルとしての実力にもびっくり!動画配信サイトでライブの様子を後日見て、とにかく度肝を抜かれました。今までの曲に新曲を含む計7曲を披露したそうです。この電撃加入について石野理子は、
今回、赤い公園という素敵なバンドの新ボーカルとして、メンバーの一員となれたことをとても嬉しく思っています。
また、以前からアイドルとして歌う仕事をさせて頂いていましたが、技量だけでなく様々な面で試されるバンドのボーカルポジションにつくということで、大変気が引き締まる思いでもいます。
赤い公園は多岐に渡った音楽性が魅力で、なおかつバンドメンバーの皆さんが楽しそうに音楽を奏でている姿がとても印象的だなと思っています。
なので、赤い公園が大切にしていることを吸収し、私自身もこのバンドのメンバーとしてあらゆる部分を成長させていきたいです。
これから皆さんの心を揺るがすような素敵な音楽を作っていけるよう頑張りますので、温かい応援どうぞ宜しくお願い致します!
赤い公園公式HP内リンクより抜粋
石野理子プロフィール
2000年、広島県生まれ。
アクターズスクール広島出身。アイドル、女優として活動。
アイドルネッサンスは、高い音楽センスをベースとした古今の名曲を独自の歌とダンスで表現する“名曲ルネッサンス”をテーマに活動を続けていましたが今年2月に解散。
一度は振り出しに戻った赤い公園が、「音楽の神様からの贈り物」と津野米咲が口にするほど若くて可能性に満ち溢れたメンバーを迎え完全なる復活を遂げました。ここで終わらすわけにはいかない!と再び動き始めたバンドの今後の活躍に目が離せませんね!新メンバーの石野理子には、今までアイドルとして培ってきたものをボーカリストとして爆発していって欲しいと強く期待したいです。
それぞれの道を歩むこととなった元メンバー佐藤千明もチアキとして音楽の道を再び歩み始めています。彼女の活躍も一緒に応援して行きましょう!
赤い公園公式HP
石野理子Twitter
津野米咲Twitter
藤本ひかりTwitter
歌川菜穂Twitter
赤い公園 新ボーカルへ引き継がれる風変わりなガールズロックはミーティア(MEETIA)で公開された投稿です。
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