【インタビュー】魔法少女になり隊が
保育園児と大騒ぎ!?新作は、アルプ
ス一万尺をモチーフに
【インタビュー】魔法少女になり隊が保育園児と大騒ぎ!?新作は、アルプス一万尺をモチーフに
――昨年9月のアルバムぶりのリリースになりますね。今回のシングルは皆さんにとってどんな一枚になりましたか?
アルバムを出したことによって、1ランク上のステージに行ったっていう事もあって、そこからもう一度やっていくぞ!っていう意味を込めたっていうのもありますし、そういうのが表れたシングルになったのではないか?と思います。
――先にスタートというテーマが決まって、曲作りを始めた感じでしょうか?
シングル一枚のテーマとしては、再スタートっていうのと色んなものを詰め込んだ入門というか、色とりどりな4曲でましょ隊を表した作品です。
――魔法少女になり隊を表したとおっしゃっていましたが、それはどういった表現だったのでしょうか?
――ポップでキャッチ―を極めた結果、あの有名な「アルプス一万尺」っていう所に辿り着いたんですね。
ウイ・ビトン:やっぱりタイアップが子供向けのアニメっていうのがわかっていたので、わかりやすさっていうのは重要だろうなって思っていて。今まで僕等が作った曲って、メロディーは、キャッチ―だけど、カラオケで歌う分には難しかったりするんじゃないかなって感じまして。
もっと音域を狭めて、極端な話、ドレミだけで曲を作ろうみたいなそんぐらいの気持ちでやっていたんですけど、いつの間にかみんなが知っている曲になっていったっていう…(笑)
――ところで今の子供たちは「アルプス一万尺」を知っているのでしょうか?
――振り付けとかは作られないんでしょうか?
MVは、保育園の子供たちと一緒に
――子供たちと絡みがあるんですか?
――印象に残っている撮影のエピソードを教えてください。
――ヤギも出演者なんですね!
ウイ・ビトン:そうなんです。僕、おにごっこしてて、捕まったら牢屋に入れるって言われたんですけど、その牢屋がヤギ小屋だったっていう…。
――遊んでもらった感じになったんですね…
火寺バジル:いつもは演奏シーン多めで、かっこいいものが多いんですけど、今回ははしゃいでいる所とかも映っているから、どういう人たちがやっているんだろう?っていうのがわかりやすいものになっているんじゃないかなって思います。その辺も踏まえて、ミュージックビデオを楽しんでもらいたいです。
コヤリっていう言葉をどうしても使いたくて。
――『▶START』はTVアニメ『パズドラ』のEDテーマにもなっており、楽曲にもパズドラの連鎖の音を取り入れていますね。
――全編通して元になっているのは、「アルプス一万尺」なのでしょうか?
――歌詞に「魔ショ」っていうワードが出てきますが、これは普段の楽曲でも加えたりしているのでしょうか?
――『▶START』は皆さんで歌詞を書かれているのでしょうか?
――出だしの歌詞はカタカタですが、ここで発言している内容はカッコいいフレーズですね。コヤリっていうワードも入っていますし…。
gari:(笑)ここはシャウトなんですけど、コヤリっていう言葉をどうしても使いたくて。「アルプス一万尺」でコヤリの上でっていう所があると思うんですけど、あのワードが昔から凄く気になっていたんです。それで、コヤリを調べたら山のてっぺん部分だという事を知っていって。コヤリ先行で、この歌詞が出来ていきましたね。
――『▶START』の歌詞を書く上で、こだわったポイントを教えてください。
子供も大人も楽しめる曲にしたいという気持ちがあったので、わかりやすくてキャッチーな曲に寄せました。あと運動会で使ってくれたらいいなって思いましたね。
――皆さん、『パズドラ』のゲームはやられていますか?
――お気に入りのキャラクターはいますか?
『▶START』でお気に入りのフレーズ
火寺バジル:私は「泣いたり笑ったり凹んだりどんな日も」っていう所がメロディーと凄く、マッチしていて。キャッチ―に歌詞が書けたから凄く嬉しかったんです。「~したり」っていうのは幼稚な表現なんですけど、そこがむしろ子供っぽくて良いかなって思って、自分の中でお気に入りです。
明治:同じ箇所になってしまうんですけれど、大勝利のあとにくる「✌(ピース)」が好きです。私、前向きな曲って押しつけがましく感じちゃったりするんです。「気持ちは嬉しいよ。でも今はそれじゃない、そっとしておいて」って思う事ってあるじゃないですか?
それをこの✌があることによって、「そんな深く考えなくてもいいよ」って言ってくれている所が、凄く軽くなっている気がして。こんなに励ましてくれている歌詞なのに、最後「それかよ」みたいな(笑)その軽さが出ていて好きですね。
――歌詞に「めちゃくちゃ怖いステージも」という部分があるので、これにちなんでこの4年間で怖いなとか、びびったステージってありますか?
――歌詞の2行目に「お城の中にも無いかもしれない」とありますが、この「お城」は皆さんの中で、何かの例えだったりするのでしょうか?
火寺バジル:RPGをコンセプトにしているバンドなので、「お城」とかを書くとファンタジーらしさが出てゲームっぽい感じの要素になるんです。それのおかげで魔法少女になり隊の色が出てくるので、入れています。
――音の響きでいれた感じなんですね。
――とても気持ちの良いラップですよね。
――今後もラップの曲はありますか?
――そうなんですね。どのように出来た歌詞なんでしょうか?
カップリングで好きなフレーズ
火寺バジル:私は『ミッドナイトシンドローム』です。深夜って暗い気持ちになっちゃう事ってあるんですけど、そういうのって私だけじゃないんだろうなって思うんです。
私たち前向きな曲も多いけど、ネガティブな部分が見える曲も出してみたいって思っていたので、そういう気持ちの詞を書いてみました。でも、ただネガティブな曲を書いてしまうと私たちの世界観とは変わってきちゃうから、ファンタジーっぽくやってみたくて。
――では明治さんのお気に入りのフレーズを教えてください。
明治:『変幻自在のスパーキングZ』の「乗算オーバレイ差の絶対値ディザスクリーン」が好きです。見ればあの用語ねってなると思うんですけど、知らない人は全く知らないと思うんですよね。そういう絶妙なラインを歌詞にしている人って、私は見たことがない。(笑)この歌を聴いて、「俺は知ってるんだよね、この言葉!」みたいな感じになってほしいって思います。
ライブはみんながワクワクしている気持ちを超えていきたいと思っています。音源を聴いてくれたみんなのワクワクがピークの状態でお祭り騒ぎができたら嬉しいです。
PHOTO:橋本美波
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