スピッツ、新曲「若葉」をツアーで初
披露

全国ツアー後半戦の初日、新曲「若葉」を初披露したスピッツ

昨年10月にアルバム『さざなみCD』を発売後、そのアルバムをタイトルに盛り込んだ長期ツアーの後半戦『SPITZ JAMBOREE TOUR 2007-2008“さざなみOTR”』が、9月28日(日)さいたま市文化センターよりスタートした。スピッツは、既にライヴバンドとして膨大な本数のライヴを行ってきているが、やはりツアー後半戦“初日”ということもあり、ほどよい緊張感と客席の期待感が織り交ざった絶妙なバランスのステージとなった。
彼らのライヴはいつも聴く者の心を、スタート地点、そして一番心が敏感だった時期の状態に戻してくれる。1曲1曲に込める真面目さと、曲を届けるというシンプルな情熱を注ぎ込まれた曲たちは、じわじわと水のように染み込んで、ライヴが終わる頃には、前より少しだけ綺麗にして戻してくれるかのようだ。

また、当日は11月5日(水)にリリースされる新曲「若葉」をはじめて披露された。映画「櫻の園−さくらのその−」の主題歌になるこの曲は、若者の心の核にある、未熟さゆえの美しさ・切なさが詰め込まれた、スピッツらしい、心にそっと入ってくるような一曲。
いつもと変わらないように幕を開けたツアー後半だが、来年の1月には新しい挑戦として、スピッツ初となるアリーナ公演も予定されている。今後も彼ららしい、変わらないペースでの活動になりそうだが、バンド結成21年目にしての挑戦と、その直前にリリースされる初々しい心を歌った新曲「若葉」に特に注目したい。

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