『崖の上のポニョ』もう一つの主題歌
とは?

ポニョのもうひとつの主題歌「海のおかあさん」を歌う林正子

7月19日(土)の公開からわずか31日間で早くも興行収入100億円を突破、まだまだ勢いの止まらない宮崎駿監督作品『崖の上のポニョ』。藤岡藤巻と大橋のぞみが歌う主題歌「崖の上のポニョ」も4週連続オリコン3位を記録。映画とともに大ヒットとなっている。そんな中、ポニョのもう一つの主題歌も人気を集めていることが分かった。
それは映画の冒頭に流れる「海のおかあさん」という楽曲。宮崎監督が、映画と同じように、海を風景や背景として捉えた歌ではなく、“海そのもの”の歌を作りたいと思い悩んでいたとき、『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の作詞を担当した、覚和歌子さんの詩集『海のような大人になる』(理論社刊)の中の一編の詩「さかな」に出会った。その詩は、監督が思い描いていた “海そのもの”が表現されていた。そして、宮崎監督はこの詩を元に「海のおかあさん」の歌詞を書き上げたという。

作曲はもちろん、久石譲。そして、現在ジュネーブに在住し、ヨーロッパを中心に活動している日本人ソプラノ歌手、林正子がこの生きとし生けるものすべての源である、母なる海を象徴するような曲を歌いあげている。

映画の公開とともに、この歌の問い合わせが殺到、サントラ版をリリースしている<徳間ジャパン>は、急遽8月27日(水)から配信を決定した。
また、23日(土)からはTVスポットにもこのもう一つの主題歌「海のお母さん」が使われたものがオンエアされ話題を呼んでいる。

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