メタリカのラーズ「フィル・ラッドの
エンター・サンドマンが聴けたら素晴
らしい」

最近、「メタリカで自分の代わりにプレイするドラマーを選ぶとしたら?」との質問にフィル・ラッドと答えていたラーズ・ウルリッヒが、再度、ラッドを称えるコメントを発した。
『Forbes』誌のインタビューで同じような質問をされたラーズは、こう答えた。「もし、フィル・ラッドが彼なりに、あのグルーヴで「Enter Sandman」か何かをプレイするところを聴けたら、それはサイコーだ」
ラーズは2ヶ月ほど前、バルチモアのラジオ局98 Rockのインタビューで、「もし僕が選べるなら、もしヘットフィールドのリフのバックで誰か(自分以外の人)がドラムをプレイするのを聴くことができるとしたら、僕は、フィル・ラッドを選ぶよ」と話し、「彼のあのヴァイブ、彼はどうやるのか……。僕らが、『…And Justice For All』の後、スーパー・プログレッシヴやクレイジーなサウンドから転換を図り、『Black』アルバムや『Load』へ向かったとき、もうちょっとバウンスやリフ、フィーリングやグルーヴなんかを取り入れたとき、彼はおそらく、僕の主要な、最大のインスピレーションの源だった。フィル・ラッドはあのピラミッドの頂点にいた。ジェイムスのバックでプレイするフィル・ラッドを聴けたら、かなりクールだ」と、ラッドを称賛していた。
AC/DCを離れたラッドは、ソロ活動に専念し、精力的にツアーを行なっている。先月、ヨーロッパでのツアーを終えたばかりだが、9月からまた新たに長期間のヨーロッパ・ツアーを予定している。5月には『Goldmine』のインタビューで、薬物中毒を克服し、再び若者になった気がしているそうで、「俺はいま、これまで以上に危険な男だ」と話していた。
Ako Suzuki

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