【石崎ひゅーい】『石崎ひゅーい、出
現ライブ』2012年8月23日 at 渋谷WW
W

 7月25日に、ミニアルバム『第三惑星交響曲』でデビューしたシンガーソングライター・石崎ひゅーいのライヴが、渋谷WWWで行なわれた。石崎のプロデュースを手がけているのは、尾崎 豊を育てた須藤 晃。だからなのか、石崎には尾崎のDNAがしっかりと受け継がれていた。顔をくしゃくしゃにしてシャウトし、床でのたうち回って、バラードを泣きそうになりながら歌い上げる。時に観客を置いてけぼりにしてしまうほど自分の世界に入り込むくせに、MCでは一転してさわやかな笑顔を見せる。在りし日の尾崎のパフォーマンスを彷彿させるものがそこにはあった。しかし、もちろん彼らは別の存在だ。尾崎が“俺について来い!”と叫ぶとすれば、石崎は“さあ、一緒に行こうよ”と語りかけるタイプだ。そこに石崎ひゅーいならではの大きな可能性を見た。

石崎ひゅーい

イシザキヒューイ:1984年3月7日生まれ、茨城県水戸市出身のシンガーソングライター。高校卒業後、大学で結成したバンドにてオリジナル曲でのライヴ活動を本格化させる。その後は音楽プロデューサーの須藤 晃との出会いをきっかけにソロシンガーに転向し、精力的なライヴ活動を展開する。2012年7月にミニアルバム『第三惑星交響曲』でメジャーデビュー。13年6月にテレビ東京系ドラマ『みんな!エスパーだよ!』のエンディング曲「夜間飛行」、7月に1stフルアルバム『独立前夜』を発表した。18年3月に自身初のベストアルバム『Huwie Best』をリリース後、全48公演におよぶ全国弾き語りツアーを実施。20年11月、菅田将暉へ提供した映画『STAND BY ME ドラえもん 2』の主題歌「虹」が大ヒット。21年5月に刑事ドラマ『警視庁・捜査一課長season5』の主題歌「アヤメ」をリリース。同年12月に5年振りとなるオリジナルアルバム『ダイヤモンド』を発表し、22年にはデビュー10年を迎える。また、『アズミ・ハルコは行方不明』や『そらのレストラン』といった映画に出演するなど、俳優としても活躍中。

アーティスト