【スパイシージャム】スパイシージャ
ム 代々木Bogaloo 2009年9月1日

取材:ジャガー

「恋のドライブ」の軽快なイントロダクションより幕を開けたスパイシージャムのライヴ。早渕恭弘の伸びやかな歌声と楽曲の世界観を色鮮やかに浮かび上がらせるギター、リズムを支えるパーカッションと美しいハーモニーで魅了する永瀬憲一によるふたりの同ユニットに加え、サポートキーボードを招いた今回のステージも圧巻のひと言だ。アコースティックスタイルという枠を超えた骨太サウンドを奏でるふたりは、楽しげに、そして幸せそうな表情を見せながら会場を乗せていく。そういった雰囲気の良さも合わさり、夢見心地でライヴを堪能していると、気付けば今宵のラストナンバー「感謝の響き」に。上京をきっかけに周りの人たちへの想いを綴ったという楽曲は、感謝の気持ちだけでなく、これからも自分の道を歩んでいこうとする彼らの決意の表れのように感じた。

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