【the studs】the studs 恵比寿LIQ
UIDROOM 2009年8月7日

撮影:平沼久奈/取材:土内 昇

今夏をもって活動を休止することを発表したthe studs。その幕を引くライヴということもあってか、1音1音に感情を込めプレイし、歌う3人の姿が印象的だった。ただ、充電的意味合いの活動休止で、“必ず戻ってくる”と宣言していることもあり、そこに悲壮感や終幕感はない。新たなるフィールドに向うために、現在の自分たちの全てを吐き出しているような意気込みで…それこそ観客さえも圧倒するぐらいの高いテンションで、“この瞬間”を満喫しいるかように見受けられた。もちろん、そんなエネルギーの塊のようなサウンドを受け止めている客席も、ヘッドバンキングや拳を突き上げるなどして、自分たちの感情をメンバーに返していた。  4回のアンコールに応え、完全燃焼したthe studs。彼らの第二幕はどんなものになるのか、今はそれをファンと一緒に心して待ちたい。

the studs

07年4月、大佑(vo)、aie(g)、yukino(b)、響(dr)(※09年4月に脱退)で結成されたthe studs(スタッズ)。オフィシャル・サイトのオープン以来、膨大なユーザーからのアクセスを受け、約1ヶ月のうちに100万アクセスという驚異的なアクセス数を記録。
個々に長いキャリアを持ち高い演奏力を持ち合わせる反面、各々のパーソナリティーも一言では語れないほど多彩で様々な分野に精通する。個々のキャラクターが集まり、ひとつの集合体(=the studs)になる時、無限大の力を発揮するハイブリッド・スピリチュアル・ロック・バンドとして各方面で絶賛されている。また、大佑(vo)の創り上げる独特な詩の世界も圧巻。

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