【DAZZLE VISION】DAZZLE VISIONを、
自らを“スクリーモポップ”と表現
写真上より、Haru(Dr)、Takuro(Ba)、John(Gu)、Maiko(Vo)
取材:石田博嗣
今や海外でも人気が高いラウドロックバンドのDAZZLE VISION。その激しいサウンドだけでなく、咆哮のようなスクリームとキャッチーな旋律を歌い分けるMaikoのヴォーカルにも注目が集まっている。バンド結成時から、このようなスタイルだったのだろうか?
「結成当初から楽曲も歌唱法もほぼ今のスタイルと同じです。私が一番影響を受けたアーティストはSystem Of A Downで、彼らはヴォーカルとギターが掛け合いで歌っているのですが、そのことを知らずにCDを聴いていて"私もこんなふうにいろんな声で歌えるヴォーカリストになりたい"と思ったんです。のちにツインヴォーカルだと知りましたが、その勘違いがあって今の私のスタイルがあるので、それはそれで良かったと思っています(笑)」(Maiko)
DAZZLE VISIONのサウンドは激しく重厚だが、基本的にメロディックかつポップで、サビがキャッチーなのも特徴的だ。
「サビは、誰でも口ずさめるようなキャッチーさを意識しています。あえてジャンルを表現すれば"スクリーモポップ"としているのですが、そのポップの部分はサビに位置していると思いますね」(Maiko)
「曲作りはいろんなパターンがあるのですが、最近特に"ライヴで乗れる曲"を意識して作っています。僕の中ではメロが良かったりとかそういうことは当たり前のことなので、それは意識してなくても曲に表れてきますね」(John)
そんな彼らが5月4日にニューアルバム『SHOCKING LOUD VOICE』を発表した。
「今年は"ライヴの年"と決め、ひとりでも多くの人にライヴに遊びに来てほしいと思い、ライヴをコンセプトにした作成しました。前作『キラリ』以外の各アルバムから、ライヴでの代表曲や人気曲を1~2曲選び、リミックスやリマスタリングをし、『空迫』という曲はライヴバージョンで再録し、新曲2曲もDAZZLE VISIONのライヴをイメージして作成しています」(Maiko)
ライヴ仕様のアルバムとはいえ、収録曲のサウンドがカラフルなのも特筆すべきところだろう。
「ライヴではさまざまな"音"と"画"を表現するために、いろんなタイプの曲を選曲しているので、このアルバムに収録されている曲も必然的にいろんなタイプの楽曲が揃っています。ライヴではステージと会場でいろんな感情が渦巻く感じなので、ぜひ遊びに来てもらいたいです」(Maiko)
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