【back number】自分たちの軸にある
のは歌だった
L→R 栗原 寿(Dr)、清水依与吏(Vo&Gu)、小島和也(Ba)
取材:ジャガー
サポートギターが入ったことで、よりパワフルにライヴできてますね。“待ってくれてる人の熱意”も“伝わってる感”もいっそう高まっているのを実感してます。
1stフルアルバム『あとのまつり』を引っ提げてのツアーを清水依与吏(Vo&Gu)はそう語った。“変化を恐れずに作れたことが一番の収穫”という楽曲たちのポテンシャルの高さを肌で感じ、理想のバンド像が明確になった今、大きな一歩を踏みしめているようだ。
今回は初めてプロデューサーと一緒に編曲したりしたので、ものすごく刺激を受けましたね。“こだわる”より“楽しむ”制作で、“back numberはこうあるべきだ”ではなく、“この曲が、歌が、何を求めているか”を大事にしました。“自分の人生を切り取って歌ってるだけ”とは言いつつ、結局は当時の自分にはこういう歌が必要だったっていうことなんでしょうかね。アルバムを作ってみて、自分たちの軸にあるものは歌なんだなって(笑)。でも、しっかりロックしていきたい。
大事な人だと気付いた時には相手がいなかった。時すでに遅しといった“あとのまつり”が生む感情。歌詞の主人公はダメな部分をさらけ出しつつも、素直な感情に辿り着いて、すごく純粋な愛情の象徴でもあり、清水の言葉が光る12曲たちに心震える。
“その時に本当に歌いたいこと”を大切にしているので、結果的にこういうかたちになったっていうのが大きいかもしれないです。それぞれ作った時期は違いますから、ずっと“あとのまつり”のようなことばっかり考えてるんでしょうね(笑)。絶対的に悲しい出来事から時間が経ったことで分かることや出てくる言葉があって…“悲しい”“悔しい”“苦しい”しか考えられない時って、相手の気持ちなんて考えられないですから。歌詞に気持ちが出せるぐらい素直になれたのは、あの時の相手の気持ちを少しでも理解できたからだと思います。
最後に、改めて思う自身の作品についてを語ってくれた。
主にサウンド面で引っ張ってくれたのが『stay with me』。聴きやすさの中に、しっかりとした力強さがあって、そこはこれからもっと追求したいですね。『いつか忘れてしまっても』も印象深くて。今を切り取って歌うのは、どんどん古くなるってことで、人は変わるし、成長もする。でも、この歌で言ってることは、いつまでも変わらない気がしていて…素敵(笑)。
アーティスト
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