【超特急】日本列島を超特急の“輪”
で囲んでいきたい
L→R コーイチ(Vo)、カイ(Dancer)、リョウガ(Dancer)、タクヤ(Dancer)、ユーキ(Dancer)、ユースケ(Dancer)、タカシ(Vo)
フロントメインダンサーにバックコーラスという、従来とは真逆のスタイルで人気上昇中の7人組・超特急が、待望の1stアルバム『RING』を発表。ジャンルレスな音楽&パフォーマンスで、超ド級の刺激と衝撃を味わってほしい。
取材:清水素子
5人のダンサーが前で踊り、2人のヴォーカルが後ろで歌うって、かなり珍しいスタイルですよね。
リョウガ
そこが超特急の一番の特徴なんですよ。ダンス&ヴォーカルグループっていうと、普通は前で歌って後ろで踊ってるのを想像するじゃないですか。そこが逆っていうところで、観る人に衝撃を与えられるんじゃないかなと。
タカシ
結成後にその話を聞いた時、ヴォーカルの僕は“あれ?”って思いましたけどね。普通、逆じゃない?って(笑)。
コーイチ
最初に振り付けしてる段階でも“そんなに前に出てこないで”って言われて、なんかおかしいなと(笑)。でも、他にはないコンセプトだからこそ、自分たちで作っていくしかないんだなぁって、もう寝る間も惜しんで考えました!
メンバーが号車で呼ばれたり、全員に担当とイメージカラーが決まっているのも面白いですよね。
タクヤ
それも全部自分たちで決めたんですよ。メンバー同士話し合いながらそれぞれのキャラクターを作っていって、色は5号車のユーキが決めました。
ユーキ
とにかく個性を出したかったんです。ヴォーカルのふたりは単純に黒と白がいいなと思ったのと、カイは漢字で書くと“海”なんで青。リョウガはキャラ的にユニークで、だんだん笑えてくる感じが紫かなと。タクヤは喋っていても調和してくれるイメージがあるから緑で、ユースケはワイワイキャラで弾けっぷりがすごいから黄色。自分は当時リーダーだったので赤にしました。今のリーダーはリョウガなんですけど。
リョウガ
でも、ユーキってご飯に行くと10回に8回はコップの水をこぼすようなヤツなんですよ! なので、僕らから担当は“ドジっ子”に任命しました(笑)。
最年長の1号車コーイチさんがお父さん担当、スレンダーな3号車リョウガさんがガリガリ担当とかは分かりますが、2号車カイさんの神秘担当って一体…?
カイ
頭がいいんですよ。勉強もできるし、頭の回転も速い。
コーイチ
これが神秘なんです。動じない !(笑)
カイ
あと、超特急って5人のうちどのダンサーがセンターに入るか、曲によって変わるんですよ。それも僕らが知らないうちに決められて、突然発表されるんですけど、おかげで全員がセンターの重みだったり、センターに立つ感情を分け合えるのは、超特急の強みだなぁと思いますね。
なるほど。そして、遂に1stアルバム『RING』がリリースされますが、このタイトルに籠められた意味は?
ユーキ
結成から3年間の集大成とも言える今回、また初心に戻って超特急の輪を広めていこうってことですね。なので、1stシングル以来の“ザ・超特急”とも言えるダンスナンバー「Gravitation」がリード曲になっていたり、歌詞にも“メビウスのRing”とか“歯車”とかっていう、輪にまつわる言葉が入っているんですよ。
ユースケ
指定席盤のほうは2枚組になっていて、DISC-2には昔から節目の時にしか披露してこなかった大切な曲「Signal」や、これから新しく大切になるであろう「One Life」だったりも入ってます。なので、昔から知ってくださってる方から初めて聴く方まで、誰もが楽しめるんじゃないかな。
コーイチ
歴代のシングルも5曲入ってますし、今までになくクールな曲、ミステリアスな曲、ポップな可愛さを追求した曲もあって。超特急の過去を振り返りつつ、今の超特急をしっかり提示して未来も覗ける、ほんと3周年に相応しいアルバムになったと思います。
激しい曲からバラード、クールからコミカルと、本当に振り幅の広さには驚かされましたね。
リョウガ
何にでも挑戦して、8号車と呼ばれるファンの方々と一緒に“超特急”という新しいジャンルを作っていくのが、僕らの目標なんですよ。だから、“非アイドル”っていうキャッチフレーズを掲げているんです。
タクヤ
僕らはメンバー7人だけじゃダメで、8号車が加わって初めて超特急になれるんです。実際、ライヴになると8号車がコールを入れてくれたりもするので、踊ってる時に新しいコールがくると嬉しいですね。
ちなみに、その“超特急”というジャンルの特徴をひと言で言うなら?
カイ
曲を聴いた時に“早くダンスが見たい”って思うところかな。やっぱり超特急のキモはダンスなので、まず“どんな振りだろう?”って想像するんですよ。アルバム曲はまだ振りが付いてない曲もあって、どうなるか僕らも楽しみですけど、12月25日の東京国際フォーラムでの3周年公演では、期待の斜め上をいくクリスマスライヴにしたいですね。
タカシ
来年春には東名阪ホールツアーも決まっていて。会場のキャパシティーも全体的に大きくなっているので、どんどん新しい超特急を見せていきたいです。
“20億分のLINK 僕らのRING”というツアータイトルも素敵ですね。
ユースケ
アルバム曲「Billion Beats」の歌詞にちなんだもので、僕らと鼓動を共有してほしいという想いが込められているんですよ。なので、全会場で8号車とリンクできるように、ひとつひとつのライヴを大切にしていきたいです。
ユーキ
来年には全都道府県を開通させる=ライヴに行くという夢があって。今、ちょうど半分まできてるから、日本列島を超特急の輪で囲むくらいの勢いを持って挑みたいですね。
リョウガ
誰もが普段の生活に刺激が欲しいと望んでいるじゃないですか。それを与えられる自信が僕らにはあるので、ぜひライヴに足を運んでほしいです。ただ、いきなり出向くのも難しいだろうから、最初はネットで調べていただいて。何かしらのMVを観ていただければ絶対にハマりますから、まず“超特急”という文字を打ってエンターキーを押してください。
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